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メジャー監督、デビューを目指して!

ポチの告白~朱に交われば赤くなる

いや~、エンターテイメント。
しかし、社会派映画。
しかも3時間の長さ。
でも、その長さを感じさせない。

大型ロードショー公開とはなりませんが、
徐々に公開劇場が増えてきていると思いますが、
ぜひとも、見てもらいたい映画です。

映画「ポチの告白」

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あらすじ・

交番勤務の実直な巡査・タケハチ(菅田俊)は、
刑事課長の三枝に認められて刑事に選抜昇進。
娘も生まれ、順風満帆の生活が始まるかに見えた。
しかしその実直さゆえ三枝のどんな指示にも盲目的に従い、
やがて後輩の山崎(野村宏伸)と共に警察犯罪の主犯格に
なっていく。
そんな彼の前に、ある日警察犯罪を追っている飲食店経営者の
草間と新聞記者の北村が現れる。
邪魔な2人を排除するよう、タケハチは三枝に指示され……。
(gooより)

原案が警察の不正にするどい追求をしてきた、ジャーナリストの
寺澤有さんの話なので、めちゃめちゃリアリティがあります。

僕が思い出すのは、神奈川県警の不祥事かな。
あれから、警察の不祥事がどんどんあからさまに
なってきたように思えます。

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警察では上司の命令は絶対であり、同僚または警察は家族である。
こんな状況では、不正は正せないし、ずるずると悪に
染まることにも、罪悪感を感じることもないままに
なるんでしょうね。

警察犯罪を真正面から描いた問題作。
しかも、この映画、善良な警察官が一人も出てこない。
皆、利権や犯罪に手を染めている。

また、政治家や検察、裁判所といった、公民で習った
三権分立がまったくなされていない現実にも驚くばかりだ。

「朱に交われば赤くなる」

この言葉通り、無骨で正義感の塊のようなタケハチが
悪に染まっていく過程。

そして、「権力が人を変える」
警察という権力を得た人は、いかに変わっていくのか、
この辺りも見ていて興味深い。

また、悪の権化のような刑事課長の三枝(後に署長へ昇進)の
なんとも狡賢く、利用する時、捨てる時、その非情な人間性も
また面白い。
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野村宏伸も静かな悪を、まだ完全にはなりえてませんが、
躊躇しながらもはまっていくその過程がいいですね。


笑ってしまったのが、アウトロー作家の宮崎学が
裁判官の役で出ていたこと。
捌かれる立場が多いけど、裁く立場としても居心地は
どうだったんでしょうかね


「無知は恥じることではない。
無知でいることに何も感じないことこそ、
恥ずかしいことである」

こんな言葉を思い出しました。

3時間という長い映画ですが、その長さを感じさせない
久々に見た骨太な社会派エンターテイメント。

怒りを感じるのか?
恐怖を感じるのか?
または絶望を感じてしまうのか?

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人格が、権力が人を変えてしまうということで、
ドイツ映画の「es(エス)」を思い出しました。

こちらも人間心理の奥を描く、怖い映画でした
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by fyamasan | 2009-04-13 04:50 | 邦画 | Comments(0)