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メジャー監督、デビューを目指して!

愛を読むひと~切ないぞ、切ないぞ

切ないラブストーリー。
悲しいまでの運命に巻き込まれ、
人を裁くこととは?
人を愛することとは?

胸いっぱいになりました。
感動です。

映画「愛を読む人」

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あらすじ:
1958年のドイツ、15歳のマイケルは21歳も年上の
ハンナ(ケイト・ウィンスレット)と恋に落ち、
やがて、ハンナはマイケルに本の朗読を頼むようになり、
愛を深めていった。
ある日、彼女は突然マイケルの前から姿を消し、
数年後、法学専攻の大学生になったマイケル
(デヴィッド・クロス)は、無期懲役の判決を受ける
ハンナと法廷で再会する。
(シネマトゥデイ)

15歳のマイケル。
育ちの良いマイケルが初めて知ること。
大人への憧れ、女性への、性への興味。
そして、初めて経験する、人を好きになること、
愛するということ。

この時のマイケルの描写が的確で、同じ男として
「そうそう、そうなんだよ!」とうなづきます。
でも、15歳の夏は一瞬で終わりをつげます。

淡い恋の思い出が、数年後、思わぬ形でよみがえる。

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戦時中、ハンナはナチスに協力したとして、裁判に
かけられていた。
ハンナにはある秘密があり、それを打ち明けていたら、
もしマイケルが証人として出ていれば、ハンナの人生は
変わっていたかもしれない。

しかし、ハンナは告白せず、マイケルも行動に移せなかった。

そのある秘密とは?


なんとも切なくて、悲しい恋物語なんだろう。
本当、胸がじーーんといっぱいになった。

戦時中、誰もが背負うかもしれない十字架。
たまたまハンナが背負うはめになった。

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これを誰が裁けようか?
戦後の戦争責任のあり方にも一石を投じるような
内容。



愛を確かめるようにマイケルが読んだ名作文庫。
時を経て、二人がまた別々の場所で、愛を確かめ合う。

何度も書いてしまいますが、本当に切ないです。

主役の二人も良かったですが、マイケルを教える法学部の
教授役のブルーノ・ガンツ がいぶし銀の存在。
「ヒットラー最後の12日間」ではヒトラーを演じていました。

ドイツの郊外の風景も美しいし、音楽も良かった。

ただ、ドイツが舞台なんだから、ドイツ語で喋ろうよ!
英語はダメでしょう


でも、山さん13号、一押しでございます!
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Commented by こんなレビューでは私も切ないで at 2009-07-10 09:11 x
す。
この映画がよくわかりません。教えてください。
裁判ではみんな冤罪だって知ってるのに、終盤では本を読んだ人は彼女が重ーい罪を犯したと思い込んでしまっている。
生き残った娘も、責任者の顔は覚えていなくて、本を読ませる変な人は覚えているのだから、その変な人が責任者でないことを知っているはずなのに・・・。
「彼女を許すようでお金は受け取れません」といいました。
そんなに怒りが強いのなら、なぜ裁判のときに他の被告人を許したのでしょう?
主人公も面会のときに「たっぷり反省したか?」というような意味の問いかけをしていますが、冤罪のひとには普通は「大変だったね、お疲れ様」ではないでしょうか?
なんだか変な物語です。
Commented by fyamasan at 2009-07-11 04:50
「こんなレビューで」で申し訳ないですが。

色々な解釈があり、人それぞれですが、裁判ではハンナが全員の犠牲になったという感じでしょうか。
責任者がいて、それに伴ったという事で裁判を終わらせたかった。
また、マイケルはハンナに罪はあったと解釈していますが、一番重い罪を犯したとは思ってないですよ。
娘もたとえ、時代の流れであり、ユダヤ人に火をかけて殺した人たちは許すことは出来ないでしょうに、その責任者としてハンナがいるのですから、お金は受け取れないでしょ。
また、彼女は他の被告人を許してはないですよ。
事件そのものを風化して欲しくない、真実は伝えたい、
その思いで裁判に挑んだと思います。
また、ハンナはまるっきり、冤罪ではないでしょう?
意思とは関係無しに加担していますが、したのは事実です。
ただ、ハンナにすべての責任が押し付けられたのは理不尽な
ことです。
裁判でハンナのプライドや自分のこともすべて投げ出して、
もしかして救えたかもしれないハンナを救えなかったという、
マイケルの深い自責の念が、彼の後半生に大きな影響を及ぼし、
彼はそれを受け入れています。

by fyamasan | 2009-07-02 03:05 | 映画 | Comments(2)