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メジャー監督、デビューを目指して!

戦場でワルツを~失われた記憶を

本当に撮りたい映画を撮る。
その想いでわずか数人で4年がかりで作り上げた
執念というものが、映画から伝わってくる。

19歳で受け止められなかった真実が、40代になって、
分かることもある。
あまりにも複雑で重い真実だったが。

「おくりびと」のもっくんいわく、
「この映画が本命だったと今も思います」と言わしめた、
惜しくも今年のアカデミー外国映画賞は逃しましたが、
見事な傑作であるには違いない。

映画「戦場でワルツを」

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あらすじ:
2006年冬、友人のボアズがアリに対して、毎夜みる悪夢に
悩まされていると打ち明けた。ボアズは、それがレバノン
侵攻の後遺症だという。しかし、アリの記憶からは、
レバノンでの出来事が抜け落ちていた。
記憶から失われた過去を取り戻すために、アリは世界中に
散らばる戦友たちに会いにいく。


今もこれからもそうだろうけで、アメリカ映画では、
イラク戦争からの帰還兵の苦悩が描かれる映画が多く
なっていますね。

戦場から元の場所に帰ってきたとしても、昔のようには
過ごすことは出来なくなっている。

この映画の主人公、アリも19歳で体験したことが、
余りにも重過ぎて、受け止められずにいて、それが
記憶の一部から消えてしまっている。

失われた記憶を取り戻すために、多くの戦友を訪ねるが、
彼らもその過去を引きずって生きている。

1982年、レバノンで何があったのか?
そして、アリの両親の過去にまで、その真実のルーツが
見えてくる。


独特のダークな印象を与えるアニメーションですが、
グイグイと映像に引き込まれました。
恐らく日本人ではとうてい理解出来ない中東の政治、
宗教事情。

自爆テロや侵攻が続く今も、アリのような若者の苦悩は
続いている。

ドーンと突きつけてくる現実に、どう向うのか?
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by fyamasan | 2010-01-05 02:06 | ドキュメンタリー | Comments(0)