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カティンの森~祖国へ

見る前から結末は、歴史はすでに知っています。
でも、ドキドキしながら、物語を見入っていた。
ワクワクはないドキドキ。
やるせなさと人生のはかなさに涙が出る。
でも、それでも、希望は見い出したい。

祖国への思いをこめて、アンジェイ・ワイダが描く、
渾身の一作。

カティンの森~祖国へ_c0033213_412788.jpg


映画「カティンの森」

あらすじ: 1939年、ポーランドはドイツ軍とソ連軍に侵攻され、
すべてのポーランド軍将校はソ連の捕虜となった。
アンジェイ大尉(アルトゥール・ジミエウスキー)は、
彼の行方を探していた妻アンナ(マヤ・オスタシャースカ)と
娘の目前で、東部へ連行されていく。アンナは夫の両親
のもとに戻るが、義父はドイツに逮捕され収容所で病死し、
残された家族はアンジェイの帰還を待ち続ける。


「ナチスが去ったと思ったら、ソ連が来た」
いつ、この国に真の自由はくるのだろうか?

「カティンの森」の真相を暴くこの映画の、背後に
描かれた、戦後のポーランド人のあり方。

新体制に順応していく者。
反発し続ける者。
悩みながら、悩みながら、生きていくことを選んだ者。

それぞれの祖国への想いを抱き、人生の選択をする。


アンナの願いが届かぬことは見る前から分かっていた。
それでも、アンナと同じように、希望を持ちながら、
映画を見ていました。

涙なしに見れなかったです

ぜひとも、劇場で!
by fyamasan | 2010-02-03 04:12 | ヨーロッパ映画

メジャー監督、デビューを目指して!


by fyamasan
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