恋するベーカリー~大人の恋愛、複雑すぎる?
2010年 03月 06日
今年のアカデミー賞には「ジュリー&ジュリア」で
主演女優賞にノミネートですが、この映画でもぜひとも
ノミネートされて欲しかった。
少し前に紹介しました、「新しい人生のはじめかた」の
ような、夢見る頃は過ぎたが、まだ枯れたわけではない。
そんなミドルエイジを対象にした映画が少しずつ増えて
いますね。
今回は、どんな感じでしょうかね?
映画「恋するベーカリー」
あらすじ:
3人の子どもたちを育て上げた母親であり、大人気の
ベーカリーを経営する有名実業家でもあるジェーン
(メリル・ストリープ)。
10年前に子どもたちの父親である敏腕弁護士ジェイク
(アレック・ボールドウィン)と別れて以来、
シングルライフを謳歌(おうか)していた彼女だったが、
ある晩、息子の大学卒業式に出席するため滞在した
ホテルで……。
この映画、世代、性別でもずいぶん感想が違うと
思いますが、男の僕としては、「やっぱり男って
幾つになっても、成長しないなあ、ほんまにアホやなあ」と
つくづく、ジェイクの行動を見て、感じてしまいましたね。
若い妻を貰ったものの、早く子供を欲しがる妻と一緒に
不妊治療を受けざるを得ないし、結婚前の甘い生活とは
違う現在の生活にうんざりな毎日。
そんな時、元妻との偶然の?なりゆきな情事が、もう一度
結婚していた時のトキメキを思い出させてくれたから、
大変だ。
この本当に、とんでもなくだらしないけど、
「分かる、分かる」と男性には思わせるジェイクを演じて
いるのが、アレック・ボールドウィン。
キム・ベイシンガーと共演していた、「ゲッタウェイ」の
頃はシャープでワイルドだったんですが、今ではメタボな
お腹が気になる中年男性になってしまいました。
でも、その分、味わいのある男優になっていますね。
還暦を迎えたメリル・ストリープが58歳のジェーンを
演じています。
仕事も成功、子供たちも無事に自分たちの元を去っていく
年齢になった。
後は自分の第2の人生を謳歌するだけのはずが、元夫の出現や
気になる建築家(スティーブ・マーチン)の存在が、アラ還世代の
気持ちをドキマギさせる。
タイトル通りに、この世代にとって、恋愛は、
「It's complicated」~複雑で、理解しにくい~ものなのだ。
ジェイクに振り回されて、自分の気持ちに正直になろうと、
セラピー受けたり、麻薬でラリッてみたりと、揺れる女心を
演じたら、ストリープ、ピカイチですね。
同じ世代の女友達との下ネタ談義も面白いし、ジェーンと
ジェイクの行動に、こちらも振り回される子供たちの視線も
暖かくも、ちょっと冷静に見ているのも、なかなか興味深い
ですね。
ただ、この邦題、なんとかならなかったのですかね?
内容がまったく伝わってきませんが。
なかなか上質な大人な映画を見たような気持ちになれました。
監督のナンシー・マイヤーズの次回作も楽しみですね。
今年のアカデミー賞、司会者はこの映画で恋仇を演じた、
アレック・ボールドウィンとスティーブ・マーチンで
あるのも、なかなか面白そうですね。
主演女優賞にノミネートですが、この映画でもぜひとも
ノミネートされて欲しかった。
少し前に紹介しました、「新しい人生のはじめかた」の
ような、夢見る頃は過ぎたが、まだ枯れたわけではない。
そんなミドルエイジを対象にした映画が少しずつ増えて
いますね。
今回は、どんな感じでしょうかね?
映画「恋するベーカリー」
あらすじ:
3人の子どもたちを育て上げた母親であり、大人気の
ベーカリーを経営する有名実業家でもあるジェーン
(メリル・ストリープ)。
10年前に子どもたちの父親である敏腕弁護士ジェイク
(アレック・ボールドウィン)と別れて以来、
シングルライフを謳歌(おうか)していた彼女だったが、
ある晩、息子の大学卒業式に出席するため滞在した
ホテルで……。
この映画、世代、性別でもずいぶん感想が違うと
思いますが、男の僕としては、「やっぱり男って
幾つになっても、成長しないなあ、ほんまにアホやなあ」と
つくづく、ジェイクの行動を見て、感じてしまいましたね。
若い妻を貰ったものの、早く子供を欲しがる妻と一緒に
不妊治療を受けざるを得ないし、結婚前の甘い生活とは
違う現在の生活にうんざりな毎日。
そんな時、元妻との偶然の?なりゆきな情事が、もう一度
結婚していた時のトキメキを思い出させてくれたから、
大変だ。
この本当に、とんでもなくだらしないけど、
「分かる、分かる」と男性には思わせるジェイクを演じて
いるのが、アレック・ボールドウィン。
キム・ベイシンガーと共演していた、「ゲッタウェイ」の
頃はシャープでワイルドだったんですが、今ではメタボな
お腹が気になる中年男性になってしまいました。
でも、その分、味わいのある男優になっていますね。
還暦を迎えたメリル・ストリープが58歳のジェーンを
演じています。
仕事も成功、子供たちも無事に自分たちの元を去っていく
年齢になった。
後は自分の第2の人生を謳歌するだけのはずが、元夫の出現や
気になる建築家(スティーブ・マーチン)の存在が、アラ還世代の
気持ちをドキマギさせる。
タイトル通りに、この世代にとって、恋愛は、
「It's complicated」~複雑で、理解しにくい~ものなのだ。
ジェイクに振り回されて、自分の気持ちに正直になろうと、
セラピー受けたり、麻薬でラリッてみたりと、揺れる女心を
演じたら、ストリープ、ピカイチですね。
同じ世代の女友達との下ネタ談義も面白いし、ジェーンと
ジェイクの行動に、こちらも振り回される子供たちの視線も
暖かくも、ちょっと冷静に見ているのも、なかなか興味深い
ですね。
ただ、この邦題、なんとかならなかったのですかね?
内容がまったく伝わってきませんが。
なかなか上質な大人な映画を見たような気持ちになれました。
監督のナンシー・マイヤーズの次回作も楽しみですね。
今年のアカデミー賞、司会者はこの映画で恋仇を演じた、
アレック・ボールドウィンとスティーブ・マーチンで
あるのも、なかなか面白そうですね。
by fyamasan
| 2010-03-06 03:27
| 映画