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孤高のメス~一人の医師として

自分の職業に誇りを持ち、どこまで人に対して思いやれる
ものなのだろうか?

この映画を見て、強くそう思いました。


映画「孤高のメス」

孤高のメス~一人の医師として_c0033213_0505495.jpg


あらすじ・

大学病院に依存しきった市民病院・さざなみ病院に、
外科医の当麻が赴任してきた。
患者のことを第一に考え、オペも鮮やかな手際で対応する当麻。
そんな彼に第一外科医長の野本らは反発するが、
その一方で看護師の浪子たちは仕事へのやる気を取り戻していく。
そんな中、市民病院の強化に努める市長が末期の肝硬変で
倒れてしまう。彼を救う手段は法で認められていない
脳死肝移植のみ。
そこで当麻が下した決断は……。


目の前で死んでしまうかもしれない患者がいる。
医師として、自分がなさなければならないこととは?

当麻が持つ医師としての考え、その志。
多くの医師が持っていたものかもしれない。
だか、忙しい日常や日々の生活に追われ、いつしか
忘れていくものなのかもしれない。

極端すぎますが、当麻と対極にいる、大学病院から派遣され
てきた医師たち。
自身のプライド、将来、保身などを考えて、患者が見えていない。

孤高のメス~一人の医師として_c0033213_0512883.jpg


こんな医者がいて欲しい、いやいるべきだと、襟を正して
見てしまった。

当麻を演じる堤真一がはまり役でした。
当麻を支えるパートナーとなるナースを演じた、夏川結衣が、
また良いですね。
最初は戸惑っていた当麻への対応。
次第に、彼の医師としての考えに共鳴し、自身が失っていた
ナースとしての仕事の誇りも取り戻していく。
当麻を見つめて表情が、10代の恋する女の子のようで、
なんともほほえましかったですね。

孤高のメス~一人の医師として_c0033213_052312.jpg


原作は全6巻ありますので、どこをどう描くかが問題だったと
思います。
TVドラマなら色々と突っ込んだ展開も出来たと思いますが、
映画としても中途半端にならずで、良かったと思います。

当麻が撒いた種が色々なところで繋がっているラストを見ると、
本当に嬉しく感じます。

帰りに早速、原作本買いました
by fyamasan | 2010-07-02 00:52 | 邦画

メジャー監督、デビューを目指して!


by fyamasan
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