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メジャー監督、デビューを目指して!

悪人~大切な人はいますか?

原作も好評で、映画も期待がかかります。
早速見てきました。


映画「悪人」

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あらすじ:
若い女性保険外交員の殺人事件。
ある金持ちの大学生に疑いがかけられるが、捜査を進めるうちに
土木作業員、清水祐一(妻夫木聡)が真犯人として浮上してくる。
しかし、祐一はたまたま出会った光代(深津絵里)を車に乗せ、
警察の目から逃れるように転々とする。
そして、次第に二人は強く惹(ひ)かれ合うようになり……。


上手いなあ。
映像や編集に驚きと感心。
そして、やはり物語の内容にグサリと胸が切り刻まれた気持ち。

映像で凄いなあと感じたのが、終盤、祐一と光代がむかい
あって食事をするシーン。
料理は刺身。
そして、イカの目がクローズアップから、その目に
映像が広がっていく。
「こんな映像があるんだなあ」と。

そして、編集・構成で感心したのが、

こちらからちょいとネタバレ

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祐一と光代の逃避行の最後の地は灯台。
そこでの二人の日々は描かれますが、二人で灯台から
海を見るシーンがなかなか出てこない。
無いのかな?と思っていましたが、本当に最後に
出てきましたね。
海を見つめる祐一と光代の姿。
嬉しいのか、悲しいのか、何とも言えない愛おしさを
感じた。

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灯台は、二人の希望の地としての象徴なんでしょうかね。
荒れ狂う波を照らす灯台の灯が、二人のこれからを
表すのであれば、なんとも胸が痛い。

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僕は原作を読んでいないので、どのあたりをクローズアップ
して、どのあたりをへしょっているのか、気になりますが、
内容はやはりずばりと来ますね。


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祐一は祖母想いの根は優しい男。
でも、何かのきっかけで衝動的な行動をとってしまう。
それが、殺人へと進んでしまう。

善人とは言わないまでも、やはり根っからの悪人とは違う。
その彼が、ひょいと悪人へのダークサイドに落ちてしまう。

この境目はどこなんだろうか?

何かの拍子に人は悪にでも善にでもなれるものなのか?

それを埋めるものは人の暖かさであり、人とのつながり
なんでしょうか?


誰かに触れたくて、本気で向き合いたくて、
出会った祐一と光代。

もうすこし出会いが早ければ。


大切な人を亡くした家族の苦しみ。


いや~、本当に色々なことを考えさせられました。

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出演者陣も豪華で、妻夫木聡と深津絵里をはじめ、
満島ひかり、樹木希林、柄本明の存在感はさすがですね。

適材適所な配役。



今度は原作、読んでみようっと
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by fyamasan | 2010-09-19 02:32 | 邦画 | Comments(0)