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メジャー監督、デビューを目指して!

死刑台のエレベーター~私を奪いなさい

映画を好きになった中学生の頃、たしかNHKでこの映画を
見た記憶があります。

兄貴から「テーマ曲をマイルス・デイヴィスが即興で作ったらしいぞ!」
と吹き込まれて、意味も分からず、見ていたような気がします。


オリジナルが1950年代だから、半世紀のときを経て、日本で
リメイク。
緒方監督がどんな世界観を作り出したのか?
期待いっぱいで見てきました。


映画「死刑台のエレベーター」

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あらすじ:
医療グループの社長夫人・芽衣子(吉瀬美智子)は若い医師・
時籐(阿部寛)と愛人関係になり、年の離れた夫を自殺に
見せかけ殺害することを計画。
犯行当日、芽衣子は約束の場所で時籐を待つが彼は一向に現れない。
芽衣子がいら立ちを募らせる一方、時籐はエレベーターの中に
閉じ込められるアクシデントに巻き込まれていた。


面白かった反面、期待はずれもあり、なんとも複雑な気持ち。
あえて、オリジナルを確認せずに見ましたので、比較は
出来ませんが、ネットの評価を見ると、オリジナルを悪い意味で
ひきづったことが、映画の評判をさげてしまったのかなあ?とも、
感じました。

現代劇ながら、歴史あるビルのエレベーターが舞台。
今風なエレベーターならすぐに助けを呼べますが、昔のもの
なのでそうもいかない。
しかも殺人を犯した後ですから。

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二つの事件が絡む合うのも面白いですが、事件が早くに
解決しすぎで、見ているこちらにドキドキ感がない。

僕が一番引っかかったのが、警察官役の玉山鉄二とその恋人
北川景子の人物設定。

何をしでかすか、分からない若者の設定みたいですが、
拳銃奪われて、「拳銃奪われちゃったね」とまるで、他人ごとの
ような北川のセリフ。

いやいや、拳銃奪われたら、そりゃ、大変だよ。

一応、北川と時籐(阿部寛)は顔見知りなんですが、時籐の
車を盗むのも、なんの躊躇もないし。
美容室で働くには身分不相応な部屋に住んでいるし、
どうも、この二人の設定が、僕には最後まで引っかかりました。


凄いなあと思ったのは、赤い服を着て、颯爽とスクリーンに
出てきた吉瀬美智子は絵になりますね。
顔のアップも多くて、すごい魅力的な、でも危険な女性だと
いうのが、よく分かります。

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でも、やはり全体的に、人物設定が、?な感じが残りました。
あと、全体的に古い印象が残ります。


この映画のテーマも見えてこないし、緒方明監督、好きなんで、
期待してましたが、ちょいと消化不良気味です。


あえて、有名なテーマ曲を使わずには、良いと思いますが、
僕的には聞きたかったです。
21世紀の日本で、リメイクした意味がどこにあるのか?
緒方監督の気持ちが、この映画を作りたいという気持ちは
分かりましたが、映画そのものの気持ちが、こちらには
届かずじまいで、残念です。
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by fyamasan | 2010-10-20 04:21 | 邦画 | Comments(0)