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メジャー監督、デビューを目指して!

しずり雪~江戸の人情に癒される

去年の暮れにも紹介しました、安住洋子さんの著作。
もうずいぶん、春らしく暖かくなりましたが、本当にこころ温まります。

今回も珠玉の4篇を収録。


「しずり雪」 安住洋子(著)

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老中・水野忠邦の改革が始まり、苛烈な奢侈取り締まりで
江戸庶民たちの心も暮らしも冷え切っていた。
幼なじみの小夜と所帯を持ったばかりの蒔絵職人・孝太も、
すっかり仕事が途絶え、苦しんでいる。そこへしばらく連絡もなかった
幼い頃の友達が、ご禁制の仕事を持ち込んできた―。
切ないほどの愛、友情、そして人情。
長塚節文学賞短編小説部門大賞を受賞した表題作『しずり雪』ほか、
三編を収録

今回も解説が縄田一男さん。
女藤沢周平と評されるように、本当に文体が格調高いです。
僕は本を読みながら、「この文章表現良いなあ」と思うところは、
少し折り目をつけているのですが、「しずり雪」はかなり折り目を
つけてしまいました。

池上冬樹さんの書かれた
「行間から人生の哀愁がこぼれ、読者はしばしば目頭を拭うことになる」

僕もこの感想通りだと思います。

この本を読みながら、何度、目頭が熱くなり、「ううっ」と
きたことか。

すすっと江戸時代へと進んでおりました。



素晴らしい映画を見たときも至福な時間ですが、
素晴らしい文章に出会うのも、また至福ですね。

あと、「夜半の綺羅星」と「いさご波」が出版されているので、
こちらも早く読みたいですね。


本当にオススメなんで、書店や図書館にあれば、ぜひとも
一度手にとっていただきたいですね。
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Commented by つぶあん at 2011-07-19 15:27 x
こんにちはー。先日「ぶらっく・スワン」でコメントした、つぶあんです。

「しずり雪」読みました。良かったです!ホント、女版藤沢周平か、山本周五郎か?ってところですね。澪つくし料理帖シリーズも面白かったです。ベッドで読んでると必ずお腹が空きます。

ところで先日私も映画ブログを開設しました。Facebookページをそのまま移行したブログです。良かったら見てくださいね。
Commented by fyamasan at 2011-07-30 01:22
つぶあんさんへ

コメントありがとうございます。
そうですか、「しずり雪」気に入ってもらえましたか。
嬉しいですね。
また、よろしくお願いします。

by fyamasan | 2011-05-04 12:39 | 読書 | Comments(2)