八日目の蝉~女性として、母として
「阪急電車」と同様に、原作がかなり良かったので、
映画化は楽しみでした。

観客はほぼ女性でしたが、すすり泣く声が響きました。
アラファーの僕もハンカチ片手に、泣きっぱなしで、
久々に号泣状態でした。

映画「八日目の蝉」

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あらすじ:
子どもを身ごもるも、相手が結婚していたために出産を
あきらめるしかない希和子(永作博美)は、ちょうど同じころに生まれた
男の妻の赤ん坊を誘拐して逃亡する。
しかし、二人の母娘としての幸せな暮らしは4年で終わる。
さらに数年後、本当の両親にわだかまりを感じながら成長した
恵理菜(井上真央)は大学生になり、家庭を持つ男の子どもを
妊娠してしまう。

どうしようもない身勝手な男の逃げ口に、同じ男として、
情けなさも感じるも、そんな男に惚れてしまう女性も
やはりいます。

映画、全編見ていて、何か身が削られるような、
なんともいえない切なさが、全身を駆け抜ける。

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なんで、ここまで胸が苦しくなるのだろう。
男の僕ですら、これだから、女性なら尚更、締め付けられる
のではないでしょうかね?

ひとりの母親としての愛情の深さ。
ひとりの女性としての、背負わなければならない業の深さ。
そして、底が見えない憎しみの深さ。


母親であるのか、それとも、女性であるのか?
その存在が複雑に交差していく。

心の闇と光を、凄いものを見てしまった。

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永作博美の全身全霊をかけ、魂を見せ付けた演技と、
井上真央のこれまた、複雑な環境に育った女性を演じる
繊細な演技。

なかなか女優として、これほど、やりがいのある役も
珍しいのでは、ないでしょうかね?

小池栄子も男性恐怖症のおどおどした女性像も良かったし、
子供を誘拐された妻を演じた森口瑤子も迫るものが
ありました。

ほんと、最低の男ですが、田中哲司さん、見事な演じ方。

原作と違う、ストーリー展開も、さすが、
「サマー・ウォーズ」の脚本を手がけた奥寺佐渡子さん、
うまいです。

この世に生まれて、たった七日間しか生きられない蝉。
誰も知らない世界に取り残された八日目の蝉は、
幸せなのか、不幸なのか?

新しい世界を見ること、それはひとつの希望になりえる
のだろうか?

まだまだ余韻が残る、「八日目の蝉」。

ぜひとも、体全体で受け止めてもらいたいですね。

本当にちょっとの出演ですが、田中泯さん、その存在感、
この映画になくてはならないですね。

胸が締め付けられるけど、また見たいです。
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by fyamasan | 2011-05-17 03:13 | 邦画 | Comments(0)

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