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メジャー監督、デビューを目指して!

一命(3D版)~武士の面目とは?

時代劇で、3Dとは?
どんな感じなのか?

とても興味深々で見に行きました。

オリジナルの「切腹」がすごい映画だったゆえに、
三池監督のリメイクはどんなスタイルになっているのか?

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映画「一命(3D版)」

あらすじ:
元芸州広島・福島家家臣の浪人、津雲半四郎(市川海老蔵)と
千々岩求女(瑛太)。彼らは、各々の事情で生活が困窮していながらも、
自分が愛する人との生活を願い、武家社会に立ち向かっていく。


まあ、3Dは余計でしたね。
前の「13人の刺客」の方で、やるべきでしたね。


全編がなんともいえない重厚な緊張感があり、しびれました。

やはり海老蔵の目力がすごい。
誰かが書いておられましたが、10年後の海老蔵で
この役を見たかったですね。
さらに、感動が深まるような気がします。

井伊藩で、狂言切腹を見抜く、藩士3人を青木崇高、新井浩文、波岡一喜が
好演ですね。

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特に青木崇高のこちらも目力、かなりのものでした。
憎らしいほどの役柄、天晴れでした!

全体的に、顔のアップが多いのも、セリフではなく、表情で語らせる
ことを意識したのでしょうかね?


まあ、色々とつっこみ処はありますが。

もう少し瑛太の生活にやつれた姿を見たかった。
結核の母親のそばに赤ちゃんを置いてはいけないだろう。
これだけ強い、海老蔵に士官の道は無かったのか?
生活が苦しいのに、海老蔵をはじめ、みな、歯が綺麗過ぎる
くらいに白いのは、おかしくないかい?
などなどですが。

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それはさておき、
この映画のテーマが何なのか?
考えると面白いですね。

狂言切腹に毅然とした態度に出たら、逆に逆恨みを買ったような
印象がある井伊家。
これは井伊家というよりも、このような社会を生み出した徳川家に
向けられる非難ではあります。

武士の面目、何を支えに武士は生きているのか?
そして、なにがあるから、その窮屈な生き方をしないと
いけないのか?

赤装束の甲冑で有名な井伊家。
その守り神である赤甲冑の前で、ラストに役所広司が
言うそのセリフに全てがあるように思えますね。

生活に貧窮する武士の苦しさではなく、武士として生きていかねば
ならない武士の苦しさが、僕にはとても強くスクリーンから
伝わってきました。

三池監督は何をもって、この映画をテーマとしたのだろうか?と
聞いてみたくなります。

時代劇だからこそ、はまる海老蔵の存在感。
また、見てみたいですね。
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by fyamasan | 2011-10-21 02:04 | 邦画 | Comments(0)