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メジャー監督、デビューを目指して!

恋の罪~言葉なんて覚えるんじゃなかった

たぶん、今年見た邦画の中で、ベスト10には絶対に入るで
あろう、園子温監督の「冷たい熱帯魚」。

僕もKOされたひとりですね。

早くも新作ということで、また、色々と話題となった東電OL殺人
事件から、触発されたということも聞き、かなり興味津々で、見てきました。

「言葉なんか覚えるんじゃなかった、、、」

なんかボディーブローみたいに徐々にこの映画が効いて来ていますね。

見た後の気持ちと、また変わった印象を持つようになっています。


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映画「恋の罪」


あらすじ・

どしゃぶりの雨が降りしきる中、ラブホテル街のアパートで
女の死体が発見される。
事件担当する女刑事・和子(水野美紀)は、仕事と幸せな家庭を
持つにもかかわらず、愛人との関係を断てないでいた。
謎の猟奇殺人事件を追ううちに、大学のエリート助教授・
美津子(冨樫真)と、人気小説家を夫に持つ清楚で献身的な主婦・
いずみ(神楽坂恵)の驚くべき秘密に触れ引き込まれていく和子。
事件の裏に浮かび上がる真実とは……。


なにから書けばいいのか、考えてしまいますね。
う~~ん。

見た後は、どっと疲れて、お腹がいっぱいいっぱいでした。
時間も少し長いなあと感じていました。
しかし、時間が経つと、あのシーンの意味はこういう意味だった
のかなあ?と、考えたりもしてしまう、いまだに頭を離れない、
とんでもない映画であります。

まあ、これは女性の映画であり、女性の性への果て無き欲望へと
進んでいく、堕ちていく女性の話であるので、男の僕から見ると
どうもついていけないところあります。

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前作の「冷たい熱帯魚」はでんでんをはじめとする、欲望に突き動かされた
人間模様でした。狂気へと駆られていく様子がリアルで、生々しく、
ものすごくインパクトを感じました。
ですが、今回は、女性の秘めたる性への解放、満たされない、虚しさからの
脱皮を願う女性の姿が、本当に痛々しくて、見ていて胸が締め付けられるようで。

片方にある、安定した穏やかな暮らしがある一方、満たされない、虚しさを
抱える生活。

それを解き放つのが、性への果て無き欲望なのだろうか?

前作のでんでん以上に迫力と、役者魂を見せてもらったのが、
昼は助教授、夜はホテル街を歩き回る、夜の女美津子を演じた
冨樫真。

ほぼ、セックスシーンじゃないかと思うぐらいに、ぶっ飛んでましたね。

夜の女へと変わる瞬間も怖かったですが、悲しみに満ちた瞳の奥を
見るたびに、彼女の業が見えるようで、見ていて辛かった。

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同じように、満たされない、虚しさを感じていたいずみに、

「私のところまで、堕ちて来い!」

と叫ぶシーンは、役柄としては
真骨頂なんだろうけど、見ている僕は痛々しかった。


本当に何を書いたらいいのか、考えてしまいますが、男だからいえるの
かもしれませんが、満たされない心を満たすことは、性だけなのだろうか?
違うものはないのだろうか?
逆にそれに女性は縛られてしまっているのではないか?とも思うわけですが。


セックスも暴力もない話で、女性の心の解放が描けないものかと、
考えたりもします。


満たされたふりをして生きるのか?
満たされなくて、体もこころもズタズタになり、堕ちてもなお、満たされ
ようと生きていくのか?


男には分からない心理が、これでもかと描かれていますので、
ぜひとも、女性の感想を聞きたいなあと思います。


解釈も別れ、色々な意見が出てきて、人の心をかき回す映画では
あります。
が、次はどんな映画に仕上げるのか?
園監督の次回作はまた、見に行くんだろうな(^0^)
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Commented by 日本インターネット映画大賞 at 2011-12-27 17:57 x
突然で申しわけありません。
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ふるってご参加いただくようよろしくお願いいたします。

なお、twitterも開設しましたので、フォローいただければ最新情報等配信する予定です。
by fyamasan | 2011-12-21 01:34 | 邦画 | Comments(1)