ちょっと映画見れてませんでしたが、またバシバシと見ていきます。
この映画、予告編を見て、「おおっ」と思ってました。
昼間でしたが、客層は高めで、女性が多かったです。
園子温監督は一味違う、女性の描き方。
映画「不惑のアダージョ」

あらすじ・
若き日に神へ身を捧げたシスター。
教会でオルガンを弾き、静かで穏やかな日々を過ごすなか、
彼女は人よりも早く更年期を迎えようとしていた。
ある日、バレエ教室のピアノ伴奏を頼まれ、引き受けることに。
その出来事をきっかけに、彼女の心に変化が訪れていく・・・。
70分という、どうも中途半端な時間ながら、きちんとひとつの
物語になっていますね。
秋の真っ赤な生き生きとした紅葉とも違う、晩秋の黄色の葉っぱの
物悲しく思える存在。
女性を意識せずに生きてきたはずなのに、シスターとして
生きていたはずなのに、ふと、更年期を意識することにより、
目覚めてしまう主人公。
ひとつには、それは性でもあり、教会の信者の女の子に生理が始まり、
お母さんの代わりに赤飯を炊いてあげるのですが、あることとだぶり、
なんとも意味深なシーンになっている。
淡々として、音楽も美しく、それはシスターが暮らす日常のよう。
しかし、映画は、シスターは大きく変化していく。
バレーダンサーが踊るシーンであったり、自転車を乗るシーンで
あったりと、ふと男性と手が触れるシーンであったりと、
綺麗な映像に絡ませるあたりは、すごいなあと。
裸やセックスを大胆に描いて、女性の性を描くやり方もありますが、
この映画のような描き方もあるんだと、男性、女性、監督によって、
こうも違うもんだなあと。
風呂場での石鹸のシーンには思わず、にんまりしてしまいました。
主人公のシスターを演じたのが、シンガー・ソングライターの柴草玲。
音楽も彼女が提供していますね。
初々しく、ぎこちなく世間とせっする姿が、なんともいえない
いい存在感を出していました。
ぜひとも、女性に見てもらいたい映画ですが、男性も見ておいて
そんはないと思います。
2時間ほどの長編になれば、どんな女性を、人間を描くのか?
この監督・脚本・編集を手がけた、井上都紀さんに注目ですね。








