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メジャー監督、デビューを目指して!

鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言~生き様が大事

確か、小学校5年生か、6年生の国語の問題集に、法隆寺の修復工事の
出来事を書いた問題がありました。

そこで、この映画の宮大工、西岡常一さんの存在を知りました。

千年も先に寺が無事に建っていられるには、それを支える木の存在が重要。
その木に命を注ぐのが宮大工の仕事。

鬼と恐れられた男が、何を語ったのか?


ドキュメンタリー映画「鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言」

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内容・

1990年5月。宮大工の棟梁・西岡常一は、薬師寺木工作業場にいた。
癌に侵されながらも、経験と技術、研ぎ澄まされた感覚を最後の力を
振り絞り若い人たちに言葉で授けようとしていた。かつて鬼と称せられた彼は、
法隆寺の昭和大修復、法輪寺三重塔などの再建を手掛け、
「最後の宮大工」と言われた男だ。
薬師寺の白鳳伽藍復興工事のさなか国内での用材調達が困難となり、
樹齢千年以上の檜を求めて西岡は台湾に向かうのだった。


問題集にも書いてあり、映画でも再確認しましたが、現在の日本で
原生林以外に、樹齢千年以上の檜を調達することが無理なのが
現実だそうです。

よって、西岡は木を求めて、台湾へ向います。

そして、木を買うのではなく、適正にあった木がある、山ごと買います。
北側にあった木は、お寺の北側に立てるとか、木が長持ちしやすいように
使っていきます。

「千年の檜には千年のいのちがある」
「木は鉄より強し」


この西岡の言葉のように、千年先を見据えて、木を見定め、木の特性を
生かして、木造建築を考えていく。

目先のことを考えて、鉄筋を使うことに猛烈に反対する。

木材を使えば、修復作業は200年も持つが、鉄筋を入れると、100年しか
持たない。

地震の多い日本では、現代の考えからすると、木造よりも鉄筋の方が
持ちそうに思えますが、そうでもないんですね。

ここでもまた、学者や再建費を出す人たちと揉めながら、一番いい修復、
再建は何なのか?を考え、西岡は情熱を注ぎ込む。

一度決めたら、動かない、頑固な男でありますが、芯のある生き様
見せてもらいました。

法隆寺の宮大工の棟梁の家に生まれ、宮大工として生きることを宿命
づけられた西岡の天晴れな生き様、見て欲しいものです。


ナレーションが石橋蓮司さん。

ええ声ですわあ。
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Commented by ささき at 2012-06-19 23:22 x
建築に興味持ってた時期があって、そのころ、この西岡さんの本読みました。 感銘うけて、横浜から法隆寺見に行きましたよ。
でもまさかこの方の話が映画になると思ってなかったです。 こんな地味でマニアックな題材、誰が見に行くんだろう? と思ってたらやまさん! ほんとレパートリー広いですね!
Commented by fyamasan at 2012-06-22 01:36
コメントありがとうございます。

横浜から法隆寺まで見に行かれたんですね。
お客さんは年配の方が多かったですが、ガラガラではなかったです。地味ですが、棟梁の言葉、ズシリと来ました。
機会があれば、ぜひとも!
by fyamasan | 2012-06-19 06:24 | ドキュメンタリー | Comments(2)