オレンジと太陽~暗部の移民史
2012年 07月 04日
先週のことになりますが、これも何とか最終日に間に合いました。
最近は最終日になんとか見ることが出来る映画が多いのですが、
なんでもギリギリになってしまうので、映画見るのもか!
社会派ケン・ローチ監督の息子とあって、こちらも社会派な内容。
しかし、こんな事実が隠されていたとは。
イギリス~オーストラリアの移民の暗部を暴く、
映画「オレンジと太陽」
あらすじ・
イギリス・ノッティンガムでソーシャルワーカーとして働くマーガレットは、
ある日、見知らぬ女性から「自分の出自を調べてほしい」と訴えられる。
聞けば、幼い頃に子どもだけで船に乗せられオーストラリアに送られたという。
最初はその話を信じられなかったマーガレットだったが、調査を始めると、
イギリスが児童施設などに入った子どもたちを、福祉の名のもとに密かに
オーストラリアに送っていたことが判明する…。
ほんの数十年前までこの移民がまだ続けられていたという
事実にも愕然としますが、痛みをものすごく感じる映画であります。
自分が何者なのか?
親に捨てられたという事実が、彼らに負い目を感じさせる。
しかも、強制的な肉体労働や性的虐待もあった。
それも教会というのが、なんともやりきれない思いにさせてくれる。
「オーストラリアに行けば、太陽が輝いて、オレンジもとり放題だぞ!」
という文句に騙されて、連れて行かれた子どもたち。
その数13万人。
そんな彼らに何とか本当に家族を見つけてあげたいと、主人公の
マーガレットは懸命になる。
支援もあるが、やっかみや非難中傷もある。
のめりこみ過ぎれば、過ぎるほど、自分の愛する家族との距離が
逆に広がっていくという、皮肉。
教会や事実を隠したい団体からの圧力にかかり、マーガレットは
精神的にも参ってしまう。
そして、その移民の被害者から、自分たちが、虐待を受けた教会へ
一緒に行ってくれと懇願される。
教会からの圧力は一段と強くなっている。
さて、マーガレットはどうする?
一人の女性の物語。
家族の物語。
なによりも、自分を、家族を探す人たちの、希望を求める映画でも
あるように思えます。
エンドクレジットの映像に胸が締め付けられる。
最近は最終日になんとか見ることが出来る映画が多いのですが、
なんでもギリギリになってしまうので、映画見るのもか!
社会派ケン・ローチ監督の息子とあって、こちらも社会派な内容。
しかし、こんな事実が隠されていたとは。
イギリス~オーストラリアの移民の暗部を暴く、
映画「オレンジと太陽」
あらすじ・
イギリス・ノッティンガムでソーシャルワーカーとして働くマーガレットは、
ある日、見知らぬ女性から「自分の出自を調べてほしい」と訴えられる。
聞けば、幼い頃に子どもだけで船に乗せられオーストラリアに送られたという。
最初はその話を信じられなかったマーガレットだったが、調査を始めると、
イギリスが児童施設などに入った子どもたちを、福祉の名のもとに密かに
オーストラリアに送っていたことが判明する…。
ほんの数十年前までこの移民がまだ続けられていたという
事実にも愕然としますが、痛みをものすごく感じる映画であります。
自分が何者なのか?
親に捨てられたという事実が、彼らに負い目を感じさせる。
しかも、強制的な肉体労働や性的虐待もあった。
それも教会というのが、なんともやりきれない思いにさせてくれる。
「オーストラリアに行けば、太陽が輝いて、オレンジもとり放題だぞ!」
という文句に騙されて、連れて行かれた子どもたち。
その数13万人。
そんな彼らに何とか本当に家族を見つけてあげたいと、主人公の
マーガレットは懸命になる。
支援もあるが、やっかみや非難中傷もある。
のめりこみ過ぎれば、過ぎるほど、自分の愛する家族との距離が
逆に広がっていくという、皮肉。
教会や事実を隠したい団体からの圧力にかかり、マーガレットは
精神的にも参ってしまう。
そして、その移民の被害者から、自分たちが、虐待を受けた教会へ
一緒に行ってくれと懇願される。
教会からの圧力は一段と強くなっている。
さて、マーガレットはどうする?
一人の女性の物語。
家族の物語。
なによりも、自分を、家族を探す人たちの、希望を求める映画でも
あるように思えます。
エンドクレジットの映像に胸が締め付けられる。
by fyamasan
| 2012-07-04 02:52
| 映画