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メジャー監督、デビューを目指して!

苦役列車~これこそ、ワイルドだぜ~

前作の「マイバック・ページ」は映画館で見れなかったので、
今回は早めに足を運びました。

同じ日に公開された(というか、結構話題作、色々と同じ日に公開
されていますが)、「へルター・スケルター」に話題持っていかれると
思いますが、なんとか頑張って欲しいです。


山下敦弘監督

映画「苦役列車」

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あらすじ・

1980年代後半。
19歳の北町貫多(森山未來)は日雇い労働で得た金を酒に使い果たし、
家賃も払えない生活を送っていた。
他人を避けながら孤独に暮らす貫多だったが、職場で専門学校生の
日下部正二(高良健吾)と親しくなる。
そんなある日、古本屋で働く桜井康子(前田敦子)に
一目ぼれした貫多は、日下部に取り持ってもらい彼女と
友達になるのだが……。



バブルな日々。

僕はちょうど中学生でしたね。
30年後の世界が、こんな不景気な世の中になるとは
想像も出来てませんが。

なんか映像が懐かしく感じました。

高良くんが、NCAAを飲んでいるのは、ちょいっと嬉しかったなあ。
昔はポカリスエットとNCAAがあったんですが、いつの間にかNCAA消えましたね。

冒頭の覗き屋の呼び込みしている宇野さん。
このシーンを見ただけでも良かったと思えるぐらい、はまりすぎていた。

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悲惨な現状。
社会の底辺に居ながらも、悪態つきながらも生きている貫多。

同情ではなく、ちょっと距離を置きながらも、その存在を画面を
通して見られたように思えます。

本当に、なにも持っていなくて、求めてはいるけれど、諦めもある。
なんともいえない喪失感があるけど、どこかに希望を見いだそうと
している。

森山未來が演じるからこそ、 憎めない存在になっているんでしょうね。

高良健吾が演じる、日下部正二との距離感も絶妙でした。

日下部正二は貧乏といえども、帰れる場所もあるし、バブルな時代に
対応出来る。

前田敦子もいい存在感だったと思います。
原作にはないキャラらしいですが、主演よりも脇役でキラリと光る役が
合うのではと思いますが。


なんにしても3人が海に飛び込むシーンがあるのですが、12月の撮影と
いうことで、とてもじゃないけど、海には入るのは無謀です。

ですが、3人、海ではしゃいでいますが、かなり厳しかったと思いますよ。

あっちゃんはノースリーブ?で入っています。


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原作者が酷評したり、映画館がガラガラだという報告など、かなり
ネガティブな情報が多いですが、僕はもっと、もっとたくさんの人に
見て欲しい映画であります。

ラストの1カットを見るだけでも、そうだよねと、思わず頷いてしまった。


主人公と同じ日雇いで働く、マキタスポーツ演じる高橋岩男や、
田口トモロヲ演じる古本屋の店長も良い味出してる。


結構笑えてしまったけど、その分、泣きもした。

どストレートな青春映画でした。
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by fyamasan | 2012-07-18 03:19 | 邦画 | Comments(0)