八月の鯨~赤いバラと白いバラ
午前十時の映画祭もいよいよデジタルでまた再開します。
往年の名作がニュープリント、リマスターで再上映されるのは、
嬉しいことです。
この「八月の鯨」の再上映を聞いた時も、とても嬉しかったですね。

確か、僕が中学の頃に見たぐらいですから、もう何十年になるのかな?

久しぶりに会えた、リビーとセーラの姉妹。


映画「八月の鯨」


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あらすじ・

セーラ(ギッシュ)とリビー(デイビス)は、メイン州の小さな島に
あるセーラの別荘で夏を過ごしていた。少女時代の楽しみだった、
8月になるとやってくる鯨の姿は、今はない。
病気で目の見えなくなったリビーは人生をあきらめ、周囲の人々に
辛らつにあたるため、リビーの世話をするセーラは、心を痛めていた。

なんということのない老姉妹の日常を描くので、映画らしい事件も
起こりません。
ただ、日常が過ぎていく。

太陽の光、陽光が綺麗で美しい。

老後の人生のはかなさでなく、これからも生きていく人間の姿を
照らし出すようで、キラキラと波に光る。


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気難しい姉の機嫌を取りつつも、先に亡くなって夫との日々や、昔を
思い出す妹のセーラ。

戦争で亡くなった夫の言葉が、

「赤いバラは情熱を、白いバラは真実を。この二つがあれば、
人生はやっていける」



本当は素直になりたいのだが、素直に自分を表現出来ない姉のリビー。

近くに住む、こちらも年老いた大工のジョシュア(ハリー・ケリー
・ジュニア)や、おしゃべりな幼馴染で陽気なティシャ
(アン・サザーン)、ロシアの亡命貴族のマラノフ
(ヴィンセント・プライス)などが訪れる、セーラの家。

実は、ティシャが提案したことが、ひとつの事件のようなものとして、
この老姉妹の心に揺れを起こさせるのですが、これは、映画を見ての
お楽しみということで。

年老いた人たちの湿っぽいような話しではなく、
キーワード「見晴らし窓」「鯨」が、これからの未来の、希望のような
ものとして、表現されています。

今も前を向いて、生きている年老いた人たちの、静かながら、
熱い物語です。


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何度と無く見ておきたい映画ですね。

音楽も良いですし、セーラがまた、可愛らしいおばあちゃんです。

実年齢では、姉と妹の年齢が逆になるんですが、それとは気づかない
ぐらい、ギッシュは若々しく、デイビスは嫌味な姉を演じていますね。


上映は終わりましたが、DVDで発売されていますので、一度は
見てもらいたい映画ですね。
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by fyamasan | 2013-03-30 02:38 | 映画 | Comments(0)

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