Osaka-cinema-cafe

cinecafe.exblog.jp

メジャー監督、デビューを目指して!

天使の分け前~ケン・ローチ節、炸裂!

確か、「SWEET SIXTEEN」が、僕にとって初のケン・ローチ
映画でした。

それから、公開される映画は、大体は見ている気がします。

息子のジム・ローチ監督の「オレンジと太陽」も父に似た社会派の
映画でした。
もう息子に任すのか?と思いきや、ケン・ローチ、まだまだ健在の
映画が作られました。


映画「天使の分け前」

c0033213_6123436.jpg


あらすじ・

いつもケンカばかりしている青年ロビー(ポール・ブラニガン)は、
トラブルを起こして警察ざたに。しかし、恋人との間にできた子どもが
そろそろ出産時期を迎えることに免じ、刑務所送りの代わりに
社会奉仕活動をすることになる。まともな生活を送ろうと改心した
過程で指導者のハリー(ジョン・ヘンショウ)に出会い、
ウイスキーの奥深さを教えてもらったロビーはその魅力に目覚めていき……。


おそらく現実では起こりえない話しなのかもしれない。
映画だからこその話しかもしれない。
でも、起きて欲しいと切に願いました。

自分ではどうしようもない、目の前の現実の世界。
それに甘んじて生きてきたのも確か。
でも、ほんの先には小さな、希望や明かりが見えてきた。
何とかして、その先に進みたい。

c0033213_6125953.jpg


でも、どうしようもない現実というものが、重たくのしかかる。

映画の舞台のスコットランドでもそうですが、世界のいたるところで、
10代、20代前半の若者が抱える問題ではないでしょうか?

社会奉仕活動の指導者のハリーに会わなければ、ロビーはどうなって
いたのか?
現実の世界に押しつぶされていたのかもしれません。


愛する人が出来て、そして、守るべき家族が出来た。


ハリーのような手を差し伸べてくれる人がいる幸せ。
また、その手を受け入れる心がなくてもいけません。

その二つがあって、はじめて前に向って歩いていけます。

貧困や格差、差別、偏見。
重い内容の題材を見事に、ヒューマン・コメディに仕上げているのは
さすがのローチ監督。
まだまだ息子に任せきりにはいかないと、ローチ節がうなります。

落ちこぼれたちの見事な逆転劇!


タイトルの「天使の分け前」とはどんな意味なのでしょうか?

映画を見てのお楽しみに!
[PR]
by fyamasan | 2013-04-29 06:14 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)