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メジャー監督、デビューを目指して!

ダラス・バイヤーズクラブ~役者バカ、健在!

ポスト、C・イーストウッド(監督&役者)はベン・アフレックかと思いますが、
ポスト、ロバート・デ・ニーロは、クリスチャン・ベイルか、この映画のマシュー・
マコノヒーなのではないかと、個人的に考えています。


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あらすじ・


1985年、電気工でロデオカウボーイのロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)は、
HIV陽性と診断され余命が30日だと言い渡される。アメリカには認可治療薬が
少ないことを知った彼は代替薬を探すためメキシコへ向かい、本国への密輸を試みる。
偶然出会った性同一性障害でエイズを患うレイヨン(ジャレッド・レトー)と一緒に、
国内未承認の薬を販売する「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立するが……。


エイズや同性愛、性同一性障害など、今よりさらに偏見や差別があった1980年代後半。

主人公ロンもゲイ嫌いだが、エイズに感染したとして、周りからゲイ扱いされ、激怒します。
最初は余命30日の自分を助けるために、治療薬を得ようと奔走するロンですが、次第に
この国の医療機関の矛盾に気づいていきます。

そこでも、本来は金儲けのためですが、エイズで弱っている人の為にと、未承認の薬を
アメリカに持つ込むために、政府機関や警察と激しくやりあいます。

そして、いつしか、自分のためだけ、金儲けだけの為のことだと思っていたことが、
他人の、弱い立場にある人を救うためにと、彼の心境は少しずつ変化していきます。


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このあたりが聖人君子の主人公ではなく、真逆な立場であるからこそ、見ている方は、
最初は反発するも、だんだんと主人公に共感を覚えていきます。

麻薬やギャンブル、大の女性好きで、やりたい放題なロンですが、自分が納得出来ない
事には、とことん相手とやりあう。

自分の体を使ってでも、薬の善し悪しの結果を控えていたりと、まめなところもあります。


エイズ患者や同性愛といった弱い立場にある人の境遇を知り、それにも何とかしようと
奔走していく姿にも、また胸にくるものがあります(まあ、お金が絡みますが)


マシューの20kgほどの減量してのエイズ患者になりきっての役者バカぶりも凄いですが、
性同一性障害でエイズを患うレイヨンを演じた、ジャレッド・レトーも素晴らしかった。
マシューは主演で、ジャレッドは助演男優賞を取りましたが、これも納得ですね。

こちらも生活するためには、したたかに生きているレイヨンですが、ふとはにかんだり
する女性らしい仕草など、細かい演技も、「おお、凄いなあ」と見ていました。

映画「レント」に出てきたエンジェルを思い出しました。



実話を元にした生々しい話ではありますが、リアルな人間の欲望や良心が生き生きと
描かれています。

胸にグさっと刺さりましたね。


今年は、まだ20本ほどしか見ていないですが、今のところ、ベスト1な映画です。

次回作では、どんな役者バカぶりを見せてくれるのか、マシュー・マコノヒーにも
目が離せませんね。


「ダラス・バイヤーズクラブ」予告編
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by fyamasan | 2014-04-05 03:04 | 映画 | Comments(0)