サラ~いつわりの祈り 幸せを探して!

見終わった後は、何だろうか、何とも言えない
疲れがどっと押し寄せた。
「二人にとって、しあわせとは、何だったのか?」

「12歳で娼婦になった少年は、18歳で自らの体験を赤裸々に綴った」
このキャッチコピーが、頭に残る、
映画「サラ、いつわりの祈り」

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サラ(アーシア・アルジェント)は、
一人息子のジェレマイアを、
7歳の時に、ようやく里親から取り戻した。
しかし、ここから、ジェレマイアにとって、
かなり過酷な日々が始まっていく。
(里親との幸せな生活から一変していく)

ドラッグ中毒で娼婦として働くサラは、相手が次々と変わる。
ジェレマイアにとって、次々と父親(と呼べるのか?)が変わる事は、
とても、認められたものじゃないが、自分の力ではどうしようもない。

サラの不器用で、一方的な愛情表現。
本当に子供を愛してるのか?と思えるほどだ。
しかし、これが彼女のやり方。

新しい男が出来て、置いてけぼりにされたジェレマイアは、
サラの親の元に預けられた。
また、この家が凄いのだ。

厳格なキリスト教原理をモットーして、暮らしている。
気味悪いくらい皆表情が暗い。
サラもこんな家で暮らしていた反動から、パンクな女性に
なったのだろうか?

この厳格な父を演じているのが、あのピーター・フォンダ。

この家で3年ほど過ごして、街で聖書の話をしている時に、
何もなかったかのように、サラが現れ、ジェレマイアを連れていく。

男が変わり、住む所も変わる、荒れ果てた生活に
また舞戻っていく。
いつしかジェレマイアは母サラを、この人は自分が
いなければ、生きていけないだろうと、守る立場になっていく。
そして、ジェレマイアはサラのように、化粧をして、自らも
娼婦として、生活する日々を送っていくようになる。

今、日本でも多い、親の子供への虐待や愛情をどのように
表現していいのか、わからない親達。
ドラッグやアルコールなどに頼って、まっとうに生きれない人たちの、
リアルな姿をこれでもかという位に、描き出す。

「何を基準にして、二人を語れるのだろうか?」

原作者のJ・T・トロイは、自伝的な本を2冊出しており、この映画は2冊目の
内容になり、12歳で娼婦になるまでを、描いている。
1冊目は、12歳からの娼婦として、生きてきた道のりを。

サラ役を演じて、監督、脚本も努めた、女優のアーシア・アルジェント。
この人の存在感が凄い。
ジェレマイアを演じた子役の子、実は双子らしい。
後でそれを聞いてびっくり!

後にも、W・ライダー、M・マンソン、リディア・ランチなど、
少しカルトな人気の人たちが出てくるのも、興味深い。

僕としては、「万引き事件」以来、W・ライダーの痛々しい
くらいの姿に、かなり気が滅入ってしまった。
「シザー・ハンズ」のあの明るい女の子は、どこへ?

感動する映画、楽しい映画、めちゃめちゃ怖い映画、
色々な種類がありますが、たまには、体の奥から、ブツブツと
何かが出てくるような、見終わった後、じつに複雑な
感想を持つこんな映画も、如何でしょうか?

最後に、原作者、J・T・トロイの言葉で締めくくります。

「愛の為にとった行動を、誰も非難する事は出来ない」

重い言葉である。
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by fyamasan | 2005-07-20 15:38 | 映画 | Comments(0)


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