バードマン~あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
2015年 04月 15日
あらすじ・
かつてヒーロー映画『バードマン』で一世を風靡(ふうび)した俳優
リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、落ちぶれた今、自分が
脚色を手掛けた舞台「愛について語るときに我々の語ること」に
再起を懸けていた。
しかし、降板した俳優の代役としてやって来たマイク・シャイナー
(エドワード・ノートン)の才能がリーガンを追い込む。
さらに娘サム(エマ・ストーン)との不仲に苦しみ、リーガンは舞台の役柄に
自分自身を投影し始め……。
いや~、やはりアカデミー賞はすごかった。
1回見ただけでは、きちんと咀嚼出来ないので、フリーパスがあるうちに、また
2回、3回と見たいですね。
自身と重ね合わせた役柄のキャスティング。
すごい役者なんだけど、かなりの曲者のマイクを演じるエドワード・ノートンも
ぐいぐい来てましたね。
映画界、演劇界の内幕、自虐ネタをばら蒔きながら、終始一貫
追いつめられていく主人公に、こちらも息が詰まりそうな感じになる。
役者は辛いんだよと、マイケル・キートンの後ろ姿、
カツラに胸が締め付けられる。
ワンカットの長回しに見せる撮影、編集のテクニック。
そして意味深なラスト。
この映画、音楽、特にドラムの音の入り方が良いんですよ。
ここぞという場面で流れてきます。
楽しめる映画でありますよ。
by fyamasan
| 2015-04-15 01:47
| 映画