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メジャー監督、デビューを目指して!

列車に乗った男~違う生き方に惹かれて

もし、今と違う生き方が出来るとしたら、貴方はどんな生き方を
選ぶでしょうか?
憧れていたけど、出来なかった生き方を選択する、
それも1つでしょうね。

ほんのつかの間ですが、そんな違う生き方を夢見させてくれる、
映画が「列車に乗った男」です。

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舞台はフランスの寂れた田舎町。
元教授で、今は屋敷で一人のんびりと暮らす、ジャン・ロシュフォール
演じる初老の男、マネスキエ。

一方、ジョニー・アリディ演じる男、ミランは、たまたま銀行強盗の為に、
仲間に誘われてこの町にやってきた。

本来、接点がないはずの二人が、薬局で偶然に会い(ミランは頭痛持ち
の為に薬局で、アスピリンを買った)、ホテルも休業中であるので、
ミランはマネスキエの家に泊まる事になる。

土曜日までの3日間、ここに泊まらせてくれと頼むミラン。
一方、マネスキエも土曜日に心臓の手術がある。
(そのために、薬局には狭心症の薬を買いに来ていた)

真面目なそれでいてさほど面白くない人生を、歩んできたマネスキエと、
やくざな人生を歩んできたミランが、たった3日間だが、一緒に
過ごす事により、お互いがお互いの人生に憧れている事に気づく。

真面目な人なら、悪な男に憧れる。
悪な男なら、真面目な堅気な人生に憧れる、そんな感じである。

マネスキエは、このミランの代わりに、自分が銀行強盗をやってみたいと
いう気持ちが高まってくる。
ミランもスリッパを履き、優雅にピアノを弾き、残りの人生を楽しむ
こんな生活をしてみたいと、強く思うようになり、銀行強盗も中止しようと
仲間に訴える。

しかし、運命の土曜日がやってきた。
マネスキエは手術の為に病院へ。
ミランは仲間と共に銀行へ向かう。

お互いが憧れたお互いの、人生という名の列車に、二人は乗る事が
出来たのであろうか?

気になる結末は、二通りの意味が取れると申しておきましょうか。

またこの映画、音楽が良いんですよ。
ギターの音色が、一度聴いたら忘れられない、印象的な音です。
あと、バックのカラーがブルーがかかった色使いをしてますね。

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マネスキエを演じるジャン・ロシュフォールは、「髪結いの亭主」のヒットで
日本でもお馴染みの人。
僕的には、藤村俊二を少し、知的にした感じに写るのだが。

ミランを演じるジョニー・アリディは、かってはフランスの
プレスリーとまだ呼ばれた男。
フランスロック界の重鎮である。

この二人の俳優だから出来た、対照的な二人の男の話。
静かに、渋い、男のハードボイルドである。
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by fyamasan | 2005-07-30 16:35 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)