MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間
2017年 01月 17日
以前に、スパイク・リーがマイルス・デイビスの伝記映画を撮るという噂がありましたが、
いつの間にかドン・チードルが監督、主演を務めてます。
あらすじ・
ジャズ界の帝王として君臨するも、1970年代後半から公の場に姿を見せなくなった
マイルス・デイヴィス(ドン・チードル)。
自宅に1人でこもり、慢性の腰痛、ドラッグと鎮痛剤の影響に苦しむ毎日を送る中、
デイヴ・ブレイデン(ユアン・マクレガー)という音楽レポーターが押しかけてくる。
二人は、盗まれたマイルスの最新曲を収めたテープを捜すことに。
騒動の中で、マイルスは元妻フランシス・テイラー(エマヤツィ・コーリナルディ)との
結婚生活を思い出す。
いや、面白かった❗
ドンパチやカーチェイスもあり、さすが帝王マイルスを描いてるなあと。
1970年代後半、マイルスは活動をやめ、アルコールや麻薬に
溺れた生活をおくります。
ここで、そのままフェードアウトするミュージシャンも多いですが、
マイルスは違った。
80年代へ、ジャズというカテゴリーではなく、
social music へと向かうマイルス。
最後のアルバムもヒップホップとjazzが融合した音楽でした。
まあ、映画では何があったから、マイルスは最前に戻って来れたのかは、
明らかにはしてません。
しかし、、元妻への未練がまし態度や若き才能に出会い刺激され、
まともに吹けなくなった自分を見つめ直すなど、随所にチラホラと。
ワガママぶりもここまでいくと、凄いやん。
ジャズ映画というより、天才ミュージシャンの次のステップに上がる為のあがきを、
極上の音楽と共に味わえる映画では、ないかと思います。
by fyamasan
| 2017-01-17 02:06
| 映画