コーチ・カーター~未来を変えた人
2005年 09月 14日
こういう質問をされた時、貴方はどう答えますか?
「貴方の未来を変えた人は、いましたか?
いれば、どんな人だったでしょうか?」
かって、高校時代、バスケットで数々の記録を作ったケン・カーター
(S・L・ジャクソン)は、地元でスポーツ道具販売店を営んでいる。
そんな彼に、母校のリッチモンド高校で、バスケのコーチを
して欲しいとの依頼を受ける。
チームは昨シーズンは4勝22敗と低迷していた。
コーチ就任と同時に、カーターは生徒とある契約を交わす。
それは、全ての科目で平均値、2.3を越える事。
授業は必ず、出席し、一番前に座る。
遠征の時は、タイとジャケットを着用する事。
規律を守ることを、徹底させた。
そして、一人でも達成出来ない場合は、その責任は
チーム全体にかかると。
最初は戸惑い、反感を持ちつつ、カーターに接する
部員だが、カーターが上辺ではなく、心底、部員の事を
考えてることが分かると、辛い練習にも耐え、勉強も
頑張ってきた。
(遅刻などすれば、腕立て500回、ターンダッシュ
300回などやらされるのである)
昨年の負け組チームが嘘のように、リッチモンドは勝ち進んでいく。
時には、驕る彼らを叱咤激励し、カーターは導いていく。
地元大会で優勝し、いよいよ州大会に出場が決まった時、
ある騒動が起こり、これが大きな波紋を呼んでいく。
それは、部員の契約内容の不履行による、試合辞退。
部員はバスケは熱心にしていたが、やはり勉強は手抜き
しており、それが成績に顕著に現れた。
カーターは全員が、2.3以上の成績を取れない限り、
体育館は閉鎖し、試合にも出場しないと告げた。
今や飛ぶ鳥を落とす勢いのリッチモンド。
学校だけでなく、地域の住人も快進撃に注目していた。、
なぜ、今、学業優先なのか?
バスケに集中させろと、試合に出場しろと
委員会を開いて、カーターに詰め寄る。
ある者は、カーターのコーチ解任まで言い出した。
しかし、カーターは信念を持って、なぜ、学業が大切かを、
自分の指導方針を熱く語り、人々の賛同を得ようとするが、
カーターの進退問題も絡みだしたこの問題。
信頼で結ばれた部員たちの反応は、どうなのか?
さて、委員会が出した結論とは?
バスケだけでなく、アスリートの選手寿命は短い。
選手として過ごしている時間はいい、だが、それ以降も
人生がある。その人生をどう過ごしていくかが、問題だ。
90年前後、スパイク・リーを筆頭に
黒人監督による、黒人映画が
盛んに作られた。
J・シングルトン監督のデビュー作に
「ボーイズン・ザ・フッド」という映画がある。
この映画はLAの貧民街サウスセントラル
出身の若者3人の青春物だが、驚くべき事実は
この町周辺の黒人の内、20歳を迎える黒人男性が
ほんの少ししかいないと言うこと。
つまり、10代のうちに、ドラッグ絡みの事件で殆ど
命を失っているか、または刑務所に入っている。
父親不在が子供にどのような影響を及ぼすかも
この映画は描いているが。
劣悪な環境から抜け出すには、強い信念を持ち、
試練を乗り越えなくてはならない。
それが出来るように、肉体的にも精神的にもカーターは
部員達を鍛え上げていた。
それが、バスケ以降の人生を生きる力となるのである。
この映画を見て思い出したのは、高校野球での
指導者による、生徒への体罰だった。
ニュースになった学校だけではないはず、どこの学校でも
多かれ、少なかれその問題はあるだろう。
体罰をした指導者は、子供達の未来を考えて、
それを行ったのか?
ただ、チームを強くするためだったのか?
生徒というより、先生や指導者にこそ、この映画を見て
何かを感じ取って貰いたい、そう思いました。
「貴方の未来を変えた人は、いましたか?
いれば、どんな人だったでしょうか?」
かって、高校時代、バスケットで数々の記録を作ったケン・カーター
(S・L・ジャクソン)は、地元でスポーツ道具販売店を営んでいる。
そんな彼に、母校のリッチモンド高校で、バスケのコーチを
して欲しいとの依頼を受ける。
チームは昨シーズンは4勝22敗と低迷していた。
コーチ就任と同時に、カーターは生徒とある契約を交わす。
それは、全ての科目で平均値、2.3を越える事。
授業は必ず、出席し、一番前に座る。
遠征の時は、タイとジャケットを着用する事。
規律を守ることを、徹底させた。
そして、一人でも達成出来ない場合は、その責任は
チーム全体にかかると。
最初は戸惑い、反感を持ちつつ、カーターに接する
部員だが、カーターが上辺ではなく、心底、部員の事を
考えてることが分かると、辛い練習にも耐え、勉強も
頑張ってきた。
(遅刻などすれば、腕立て500回、ターンダッシュ
300回などやらされるのである)
昨年の負け組チームが嘘のように、リッチモンドは勝ち進んでいく。
時には、驕る彼らを叱咤激励し、カーターは導いていく。
地元大会で優勝し、いよいよ州大会に出場が決まった時、
ある騒動が起こり、これが大きな波紋を呼んでいく。
それは、部員の契約内容の不履行による、試合辞退。
部員はバスケは熱心にしていたが、やはり勉強は手抜き
しており、それが成績に顕著に現れた。
カーターは全員が、2.3以上の成績を取れない限り、
体育館は閉鎖し、試合にも出場しないと告げた。
今や飛ぶ鳥を落とす勢いのリッチモンド。
学校だけでなく、地域の住人も快進撃に注目していた。、
なぜ、今、学業優先なのか?
バスケに集中させろと、試合に出場しろと
委員会を開いて、カーターに詰め寄る。
ある者は、カーターのコーチ解任まで言い出した。
しかし、カーターは信念を持って、なぜ、学業が大切かを、
自分の指導方針を熱く語り、人々の賛同を得ようとするが、
カーターの進退問題も絡みだしたこの問題。
信頼で結ばれた部員たちの反応は、どうなのか?
さて、委員会が出した結論とは?
バスケだけでなく、アスリートの選手寿命は短い。
選手として過ごしている時間はいい、だが、それ以降も
人生がある。その人生をどう過ごしていくかが、問題だ。
90年前後、スパイク・リーを筆頭に
黒人監督による、黒人映画が
盛んに作られた。
J・シングルトン監督のデビュー作に
「ボーイズン・ザ・フッド」という映画がある。
この映画はLAの貧民街サウスセントラル
出身の若者3人の青春物だが、驚くべき事実は
この町周辺の黒人の内、20歳を迎える黒人男性が
ほんの少ししかいないと言うこと。
つまり、10代のうちに、ドラッグ絡みの事件で殆ど
命を失っているか、または刑務所に入っている。
父親不在が子供にどのような影響を及ぼすかも
この映画は描いているが。
劣悪な環境から抜け出すには、強い信念を持ち、
試練を乗り越えなくてはならない。
それが出来るように、肉体的にも精神的にもカーターは
部員達を鍛え上げていた。
それが、バスケ以降の人生を生きる力となるのである。
この映画を見て思い出したのは、高校野球での
指導者による、生徒への体罰だった。
ニュースになった学校だけではないはず、どこの学校でも
多かれ、少なかれその問題はあるだろう。
体罰をした指導者は、子供達の未来を考えて、
それを行ったのか?
ただ、チームを強くするためだったのか?
生徒というより、先生や指導者にこそ、この映画を見て
何かを感じ取って貰いたい、そう思いました。
by fyamasan
| 2005-09-14 04:14
| 映画