遠い空の向こうに~10月の空を見上げて
2005年 10月 07日
1957年10月、旧ソ連が人類初の人工衛星、
スプートニク号の打ち上げに成功。
ウエスト・バージニア州の小さな街で、空を見上げて、
スプートニクの美しさにこころ奪われた少年がいた。
ホーマー・ヒッカム、この時17歳。
ここから彼の夢の第1歩が踏み出される。
後にNASAのエンジニアとなった、彼の自伝を
元にした映画が、「遠い空の向こうに」
ホーマー(J・ギレンホール)が
暮らす街は炭鉱街。
昔のような活気は薄れていたが、
高校を卒業した男は炭鉱夫に
なるように、宿命づけられて
いるような街。
ホーマーの兄はアメフトで奨学金を貰い
大学へ行けるが、何の取り得も
見つからないホーマーの
行く先は1つしかない。
そんな時に見た、美しいスプートニクの姿。
この時、ロケットを作ろう、この思いが彼を動かしていく。
学校で変人扱いされている、科学オタクのクエンティンを
誘い、仲間4人でロケットボーイズを結成し、未知なる
ロケット作りに精を出す。
最初は失敗ばかり、たまに打ち上げたと思ったら、
山の向うで大火事の原因となってしまう。
試行錯誤の中、時にはくじけそうな彼らを励ますのは、
女性教師のミス・ライリー(R・ダーン)
専門書を渡したりと色々とアドバイスをくれるが、
実は彼女、病に侵されていた。
自分の教え子に夢を持って生きて欲しい、
その気持ちで励まし続けた。
しかし、ホーマーにとって最大の難関は父(C・クーパー)だった。
炭鉱夫の責任者で、正義感が強く、かなりの頑固者。
「ロケット作りなんて、もってのほかだ!」と
ばかりに、炭鉱夫になることを望む。
そんな父が炭鉱場で大きな怪我を負う。
家計の心配もある。自分が代わりに働かなくては。
ロケット作りも軌道にのり、ライリー先生から、
「サイエンスフェアの全国大会に行って
奨学金を貰えば、、大学に行けるわよ。」と
将来への希望が持て始めていた。
父の後を継いで、炭鉱夫の道を選ぶのか、
それとも、自分の夢を追い求めるのか。
ホーマーの心は揺れていく。
地道に少しづつ、夢に向かっていく、
ロケットボーイズに、いつしかあなたも
自分の姿を重ねるかも!
ホーマーの父を演じたクリス・クーパーに注目してもらいたい。
「アメリカン・ビューティー」で、主人公、ケビン・スペイシーの
隣人を演じた彼。記憶にあるだろうか?
ナチスを信望する元軍人で、ヒットラーと親衛隊の
晩餐会に使われたお皿を家宝にしているという
変わり者を演じていた。
他にも「モンタナの風に吹かれて」
「ボーイズ・ライフ」など、父や伯父を演じている。
地味だが、脇を固める役者として必要で、変人から
凡人までと、演技の幅が広い。
実生活でも良き父であり、仕事よりも家族優先。
息子は脳性小児麻痺という重い障害を持っている為に、
ハリウッドを避け、施設の近い都市に住んでいる。
この先も主演は無いだろうと思いますが、頑固な父が
出てきたら、彼じゃないかなと、思ってもらっても。
監督は「ロケッティア」を撮った、ジョー・ジョンストン。
彼もホーマーと同じく、空に大きな夢を描いていたんだろうな。
この10月の夜空に、貴方の夢が見えるかもしれない!
スプートニク号の打ち上げに成功。
ウエスト・バージニア州の小さな街で、空を見上げて、
スプートニクの美しさにこころ奪われた少年がいた。
ホーマー・ヒッカム、この時17歳。
ここから彼の夢の第1歩が踏み出される。
後にNASAのエンジニアとなった、彼の自伝を
元にした映画が、「遠い空の向こうに」
ホーマー(J・ギレンホール)が
暮らす街は炭鉱街。
昔のような活気は薄れていたが、
高校を卒業した男は炭鉱夫に
なるように、宿命づけられて
いるような街。
ホーマーの兄はアメフトで奨学金を貰い
大学へ行けるが、何の取り得も
見つからないホーマーの
行く先は1つしかない。
そんな時に見た、美しいスプートニクの姿。
この時、ロケットを作ろう、この思いが彼を動かしていく。
学校で変人扱いされている、科学オタクのクエンティンを
誘い、仲間4人でロケットボーイズを結成し、未知なる
ロケット作りに精を出す。
最初は失敗ばかり、たまに打ち上げたと思ったら、
山の向うで大火事の原因となってしまう。
試行錯誤の中、時にはくじけそうな彼らを励ますのは、
女性教師のミス・ライリー(R・ダーン)
専門書を渡したりと色々とアドバイスをくれるが、
実は彼女、病に侵されていた。
自分の教え子に夢を持って生きて欲しい、
その気持ちで励まし続けた。
しかし、ホーマーにとって最大の難関は父(C・クーパー)だった。
炭鉱夫の責任者で、正義感が強く、かなりの頑固者。
「ロケット作りなんて、もってのほかだ!」と
ばかりに、炭鉱夫になることを望む。
そんな父が炭鉱場で大きな怪我を負う。
家計の心配もある。自分が代わりに働かなくては。
ロケット作りも軌道にのり、ライリー先生から、
「サイエンスフェアの全国大会に行って
奨学金を貰えば、、大学に行けるわよ。」と
将来への希望が持て始めていた。
父の後を継いで、炭鉱夫の道を選ぶのか、
それとも、自分の夢を追い求めるのか。
ホーマーの心は揺れていく。
地道に少しづつ、夢に向かっていく、
ロケットボーイズに、いつしかあなたも
自分の姿を重ねるかも!
ホーマーの父を演じたクリス・クーパーに注目してもらいたい。
「アメリカン・ビューティー」で、主人公、ケビン・スペイシーの
隣人を演じた彼。記憶にあるだろうか?
ナチスを信望する元軍人で、ヒットラーと親衛隊の
晩餐会に使われたお皿を家宝にしているという
変わり者を演じていた。
他にも「モンタナの風に吹かれて」
「ボーイズ・ライフ」など、父や伯父を演じている。
地味だが、脇を固める役者として必要で、変人から
凡人までと、演技の幅が広い。
実生活でも良き父であり、仕事よりも家族優先。
息子は脳性小児麻痺という重い障害を持っている為に、
ハリウッドを避け、施設の近い都市に住んでいる。
この先も主演は無いだろうと思いますが、頑固な父が
出てきたら、彼じゃないかなと、思ってもらっても。
監督は「ロケッティア」を撮った、ジョー・ジョンストン。
彼もホーマーと同じく、空に大きな夢を描いていたんだろうな。
この10月の夜空に、貴方の夢が見えるかもしれない!
by fyamasan
| 2005-10-07 16:24
| 映画