フィオナが恋してた頃~母の初恋(アイルランド編)
2005年 10月 10日
秋に見る、切ない(いや、切なすぎる)ラブストーリーは、
何かないかと考えると、この映画が浮かんできました。
「母の初恋」のアイルランド編にあたる、
映画「フィオナが恋してた頃」。
キアレン・ジョンソン(J・カーン)は、
ある日、寝たきりの母、
フィオナの部屋で、
若き日の写真と手紙を見つけてしまう。
『誰よりも美しいフィオナへ 君を愛するキアレンより』で
始まるこの手紙。
若き日の母の横で、見知らぬ男性が立っている。
差出人の名前は、偶然にも自分と同じキアレン。
溺死したと聞いていた父だが、ひょっとして。
真相を知りたいが、母は発作で倒れて以来、
意識が戻らず寝たきりの状態。
何かの手がかりがあるかも知れない、
そう思い、キアレンは母の故郷の
アイルランドに旅立つ。
アイルランドの小さな田舎村。
時は1939年。
保守的な村で、今では考えられないが、
若い男女の恋は大人の反対する所となり、
交際は禁止されるが、反対されればされるほど、
恋は燃え上がるもの、まして、10代の二人。
恋を止めようがなかった。
村のはずれの丘の木の下に、手紙やプレゼントを
隠して、密かに交際を続けていた。
しかし、この交際もばれる事になり、
フィオナは修道院へ送られる事になった。
修道院へ行けば、二度とフィオナに会えない。
そして、最後の手紙を木の下に隠し、
キアレンはある行動に出る。
純粋な二人の恋愛に、
本当に胸がギュッと、締め付けられる。
何とも切ない、そして、悲しい恋愛の
結末に胸が痛い。
若き日のフィオナを演じるのが、これが
映画デビューとなる、モイヤ・ファレリー。
恋に揺れる10代の女性を、みずみずしく、
等身大の姿で演じている。
一方のキリアンを演じるのは、、『レジェンド・オブ・
フォール』のアイダン・クインと言えば、
お分かりだろうか?
このアイダン・クインと監督のポール・クイン、
そして撮影監督のデクラン・クインはみんな兄弟で、
彼らの両親はアイルランドからの移民だそうです。
キリアンが母の初恋から、自らのアイデンティティーを
知るように、彼ら3人も、一族のルーツを探る映画を作る事で、
自らのアイデンティティーを知るという2つの自分探しが
なされているわけですね。
原題は「This is my father」となっています。
製作側としては、「父を探す旅」を描きたかったのでしょう。
しかし、邦題の「フィオナが~」となると、明らかに、
「母(の初恋など、記憶)を探す旅」になるわけで、
がらりとイメージが変わってきますね。
ところで、貴方の母の初恋について、
どのくらい知っていますか?
母親として、今まで見ていたけれど、
初恋の記憶を知る事により、
一人の女性として、また違った面で、
母親を見てしまうんじゃないでしょうかね!
何かないかと考えると、この映画が浮かんできました。
「母の初恋」のアイルランド編にあたる、
映画「フィオナが恋してた頃」。
キアレン・ジョンソン(J・カーン)は、
ある日、寝たきりの母、
フィオナの部屋で、
若き日の写真と手紙を見つけてしまう。
『誰よりも美しいフィオナへ 君を愛するキアレンより』で
始まるこの手紙。
若き日の母の横で、見知らぬ男性が立っている。
差出人の名前は、偶然にも自分と同じキアレン。
溺死したと聞いていた父だが、ひょっとして。
真相を知りたいが、母は発作で倒れて以来、
意識が戻らず寝たきりの状態。
何かの手がかりがあるかも知れない、
そう思い、キアレンは母の故郷の
アイルランドに旅立つ。
アイルランドの小さな田舎村。
時は1939年。
保守的な村で、今では考えられないが、
若い男女の恋は大人の反対する所となり、
交際は禁止されるが、反対されればされるほど、
恋は燃え上がるもの、まして、10代の二人。
恋を止めようがなかった。
村のはずれの丘の木の下に、手紙やプレゼントを
隠して、密かに交際を続けていた。
しかし、この交際もばれる事になり、
フィオナは修道院へ送られる事になった。
修道院へ行けば、二度とフィオナに会えない。
そして、最後の手紙を木の下に隠し、
キアレンはある行動に出る。
純粋な二人の恋愛に、
本当に胸がギュッと、締め付けられる。
何とも切ない、そして、悲しい恋愛の
結末に胸が痛い。
若き日のフィオナを演じるのが、これが
映画デビューとなる、モイヤ・ファレリー。
恋に揺れる10代の女性を、みずみずしく、
等身大の姿で演じている。
一方のキリアンを演じるのは、、『レジェンド・オブ・
フォール』のアイダン・クインと言えば、
お分かりだろうか?
このアイダン・クインと監督のポール・クイン、
そして撮影監督のデクラン・クインはみんな兄弟で、
彼らの両親はアイルランドからの移民だそうです。
キリアンが母の初恋から、自らのアイデンティティーを
知るように、彼ら3人も、一族のルーツを探る映画を作る事で、
自らのアイデンティティーを知るという2つの自分探しが
なされているわけですね。
原題は「This is my father」となっています。
製作側としては、「父を探す旅」を描きたかったのでしょう。
しかし、邦題の「フィオナが~」となると、明らかに、
「母(の初恋など、記憶)を探す旅」になるわけで、
がらりとイメージが変わってきますね。
ところで、貴方の母の初恋について、
どのくらい知っていますか?
母親として、今まで見ていたけれど、
初恋の記憶を知る事により、
一人の女性として、また違った面で、
母親を見てしまうんじゃないでしょうかね!
by fyamasan
| 2005-10-10 04:06
| ヨーロッパ映画