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メジャー監督、デビューを目指して!

フィオナが恋してた頃~母の初恋(アイルランド編)

秋に見る、切ない(いや、切なすぎる)ラブストーリーは、
何かないかと考えると、この映画が浮かんできました。
「母の初恋」のアイルランド編にあたる、
映画「フィオナが恋してた頃」。

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キアレン・ジョンソン(J・カーン)は、
ある日、寝たきりの母、
フィオナの部屋で、
若き日の写真と手紙を見つけてしまう。




『誰よりも美しいフィオナへ 君を愛するキアレンより』で
始まるこの手紙。
若き日の母の横で、見知らぬ男性が立っている。

差出人の名前は、偶然にも自分と同じキアレン。
溺死したと聞いていた父だが、ひょっとして。
真相を知りたいが、母は発作で倒れて以来、
意識が戻らず寝たきりの状態。

何かの手がかりがあるかも知れない、
そう思い、キアレンは母の故郷の
アイルランドに旅立つ。

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アイルランドの小さな田舎村。
時は1939年。
保守的な村で、今では考えられないが、
若い男女の恋は大人の反対する所となり、
交際は禁止されるが、反対されればされるほど、
恋は燃え上がるもの、まして、10代の二人。
恋を止めようがなかった。

村のはずれの丘の木の下に、手紙やプレゼントを
隠して、密かに交際を続けていた。
しかし、この交際もばれる事になり、
フィオナは修道院へ送られる事になった。
修道院へ行けば、二度とフィオナに会えない。
そして、最後の手紙を木の下に隠し、
キアレンはある行動に出る。

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純粋な二人の恋愛に、
本当に胸がギュッと、締め付けられる。
何とも切ない、そして、悲しい恋愛の
結末に胸が痛い。

若き日のフィオナを演じるのが、これが
映画デビューとなる、モイヤ・ファレリー。
恋に揺れる10代の女性を、みずみずしく、
等身大の姿で演じている。

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一方のキリアンを演じるのは、、『レジェンド・オブ・
フォール』のアイダン・クインと言えば、
お分かりだろうか?

このアイダン・クインと監督のポール・クイン、
そして撮影監督のデクラン・クインはみんな兄弟で、
彼らの両親はアイルランドからの移民だそうです。

キリアンが母の初恋から、自らのアイデンティティーを
知るように、彼ら3人も、一族のルーツを探る映画を作る事で、
自らのアイデンティティーを知るという2つの自分探しが
なされているわけですね。

原題は「This is my father」となっています。
製作側としては、「父を探す旅」を描きたかったのでしょう。
しかし、邦題の「フィオナが~」となると、明らかに、
「母(の初恋など、記憶)を探す旅」になるわけで、
がらりとイメージが変わってきますね。

ところで、貴方の母の初恋について、
どのくらい知っていますか?

母親として、今まで見ていたけれど、
初恋の記憶を知る事により、
一人の女性として、また違った面で、
母親を見てしまうんじゃないでしょうかね!
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by fyamasan | 2005-10-10 04:06 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)