メタリカ~真実の瞬間
2005年 10月 11日
ミュージシャンを追ったドキュメンタリー映画は
色々見てきましたが、この映画はその枠を超えていた。
ライブやプライベート映像でごまかすのが、多い中、
ドラマーのラーズの、この言葉が全てを語る。
「これはメタリカについての映画ではなく、人と人との
関わり合いを描いた映画なんだ」
メタリカ 音楽ファンならずともこの名前耳にした事があるはず。
1981年の結成なので、今年でもう24年。
デビュー以来の業績は、
・世界中で9,000万枚以上、米国だけで5,000万枚もの
アルバム・セールスの記録を持つ。
・メタリカは過去10年、ロック系ラジオ局での
オンエア実績NO.1の記録を誇る。
・北米地区でのコンサートツアーで、合計1,200万人の
動員数を誇り、これは過去10年間ではNO.1である。
・6度のグラミー賞受賞。
・2度のアメリカン・ミュージック・アワード受賞
・30回以上ものカリフォルニア・ミュージック・アワード受賞
・MTVアイコン・アワード
などなど書いていけばきりが無いほど。
では、気になるこの映画の内容とは?
2001年、ベーシストのジェイソン・ニューステッド が
バンドを脱退。
長年のバンド活動でメンバーの人間関係にも色いろと
問題を抱えて、「メタリカ」というバンドが、
呼吸困難になっていた。
こんなバンドとして最悪の時期から、カメラは回り出す。
新作レコーディングの為に、新たにスタジオを借りるも、
メンバー同士の喧嘩やボーカルのジェームズ・ヘットフィールドは、
アルコール依存症のため、リハビリをする事になり、
1年ほど現場を離れた。
様々な事で、一向にレコーディングは進まない。
バンドのマネジメントはそんな状態を考慮して、
セラピストを雇い、人間関係&精神面の
サポートを期待した。
ここから2003年のアルバム「SAINT ANGER」が出来るまでの、
3年間のメンバーの様子を情け容赦なく描きだす。
特に、ジェームズとラーズの喧嘩が、
「お前との演奏は全然楽しくない」と言えば、
「朝からお前に「Fu○k」という言葉しか思いつかない」と
お互いに言いたい放題なのだ。
ロックスターとセラピストと言えば、
実際はピンとこないかもしれない。
でも、この選択は正しく、2001年で
解散したかもしれない、メタリカが
今もバリバリ活動しているのは、
セラピストの存在が非常に大きい。
メタリカのメンバーがセラピストに色々と
相談する場面は、何とも滑稽だが、彼らも
同じ生身の人間なんだと、実感出来る。
ロックと言えば、麻薬、アルコール、女性関係など
当然、あっておかしくない。
メタリカも事実そうだったが、この2001年からの
レコーディングを通して、メンバーと向き合い、
家族と向き合い、一人の人間として精神的に
彼らは成長していく。
意外な子煩悩ぶりや、芸術家顔負けの絵画。
子供がスタジオに遊びに来て、ドラムを叩いたり、
父親の真似をするシーンは、何とも和やかになる。
レコーディング風景を見ると、本当に彼らは音楽が
好きで、メタリカというバンドに誇りを持ち、
愛してやまないんだなあと、感じる。
曲作り、セッションはまさに戦いである。
(いい曲を作ろう、その思いの中での)
そして、2003年。試行錯誤を経て、アルバムが
完成。メンバーはファンが待つスタジアムで
待望のライブを行う。
ジェームズのセリフがいい
「良い時も、悪い時も、メタリカを支持してくれて
ありがとう、愛してるぜ~!」
バンドという組織の中で、人はどう変わっていくのか、
そういう点で見れば、へビィメタルが嫌いな方も
楽しめるのでは?
音楽ファンより、むしろ、普段音楽をあまり聞かない
人にこそ、この映画を見てもらいたい。
そう強く思います。
色々見てきましたが、この映画はその枠を超えていた。
ライブやプライベート映像でごまかすのが、多い中、
ドラマーのラーズの、この言葉が全てを語る。
「これはメタリカについての映画ではなく、人と人との
関わり合いを描いた映画なんだ」
メタリカ 音楽ファンならずともこの名前耳にした事があるはず。
1981年の結成なので、今年でもう24年。
デビュー以来の業績は、
・世界中で9,000万枚以上、米国だけで5,000万枚もの
アルバム・セールスの記録を持つ。
・メタリカは過去10年、ロック系ラジオ局での
オンエア実績NO.1の記録を誇る。
・北米地区でのコンサートツアーで、合計1,200万人の
動員数を誇り、これは過去10年間ではNO.1である。
・6度のグラミー賞受賞。
・2度のアメリカン・ミュージック・アワード受賞
・30回以上ものカリフォルニア・ミュージック・アワード受賞
・MTVアイコン・アワード
などなど書いていけばきりが無いほど。
では、気になるこの映画の内容とは?
2001年、ベーシストのジェイソン・ニューステッド が
バンドを脱退。
長年のバンド活動でメンバーの人間関係にも色いろと
問題を抱えて、「メタリカ」というバンドが、
呼吸困難になっていた。
こんなバンドとして最悪の時期から、カメラは回り出す。
新作レコーディングの為に、新たにスタジオを借りるも、
メンバー同士の喧嘩やボーカルのジェームズ・ヘットフィールドは、
アルコール依存症のため、リハビリをする事になり、
1年ほど現場を離れた。
様々な事で、一向にレコーディングは進まない。
バンドのマネジメントはそんな状態を考慮して、
セラピストを雇い、人間関係&精神面の
サポートを期待した。
ここから2003年のアルバム「SAINT ANGER」が出来るまでの、
3年間のメンバーの様子を情け容赦なく描きだす。
特に、ジェームズとラーズの喧嘩が、
「お前との演奏は全然楽しくない」と言えば、
「朝からお前に「Fu○k」という言葉しか思いつかない」と
お互いに言いたい放題なのだ。
ロックスターとセラピストと言えば、
実際はピンとこないかもしれない。
でも、この選択は正しく、2001年で
解散したかもしれない、メタリカが
今もバリバリ活動しているのは、
セラピストの存在が非常に大きい。
メタリカのメンバーがセラピストに色々と
相談する場面は、何とも滑稽だが、彼らも
同じ生身の人間なんだと、実感出来る。
ロックと言えば、麻薬、アルコール、女性関係など
当然、あっておかしくない。
メタリカも事実そうだったが、この2001年からの
レコーディングを通して、メンバーと向き合い、
家族と向き合い、一人の人間として精神的に
彼らは成長していく。
意外な子煩悩ぶりや、芸術家顔負けの絵画。
子供がスタジオに遊びに来て、ドラムを叩いたり、
父親の真似をするシーンは、何とも和やかになる。
レコーディング風景を見ると、本当に彼らは音楽が
好きで、メタリカというバンドに誇りを持ち、
愛してやまないんだなあと、感じる。
曲作り、セッションはまさに戦いである。
(いい曲を作ろう、その思いの中での)
そして、2003年。試行錯誤を経て、アルバムが
完成。メンバーはファンが待つスタジアムで
待望のライブを行う。
ジェームズのセリフがいい
「良い時も、悪い時も、メタリカを支持してくれて
ありがとう、愛してるぜ~!」
バンドという組織の中で、人はどう変わっていくのか、
そういう点で見れば、へビィメタルが嫌いな方も
楽しめるのでは?
音楽ファンより、むしろ、普段音楽をあまり聞かない
人にこそ、この映画を見てもらいたい。
そう強く思います。
by fyamasan
| 2005-10-11 03:09
| ドキュメンタリー