幕末太陽伝~痛快&傑作、見なきゃ損!
2005年 10月 12日
人に薦められて見ましたが、
こりゃ、面白い!
見なきゃ損、損!
人に薦めな損、損と思いました。
若き日の、フランキー堺、石原裕次郎主演の
映画「幕末太陽伝」(監督・川島雄三)
舞台は幕末の品川・遊郭街。
とある遊郭。ここに労咳病み
の商人の左平次(フランキー堺)
が、仲間とドンちゃん騒ぎをするが、
実は彼らは殆ど文無しだった。
先に仲間を帰らして、自分はまだ
飲んだり、食ったりしている。
店の者がお金を払うようにせっつくが、
のんびりと構えてまるで相手にしない。
いよいよ番頭が出てきて、後がないと思ったら、
この遊郭で働いて、お金を返すからという始末。
ここからこの左平次の大活躍が始まる。
この男、人あたりが良くて、調子良いのである。
これは一種の才能ですね。
女郎たちからは、「居残さん」と呼ばれ、
そつがない仕事ぶりに重宝がられる。
また幕末という事で、この遊郭にも
武士が滞在。
歴史上有名な高杉晋作(石原裕次郎)も、
仲間と共に、品川のイギリス領事館の
焼き打ちを策して泊りこみをしていた。
久坂玄瑞には小林旭が扮する。
この計画にも左平次の知恵が
活きてくるから、左平次の能力には
脱帽である。
さてさて、要領よく働いてお金も貯めた
感じがするが、この後、左平次は
どうするのか?
また、高杉らの焼き討ちは
上手くいくのだろうか?
この映画、元々は古典落語
「居残り佐平次」や「品川心中」などを
巨匠・川島雄三が監督。
脚本は3人ですが、そのうちの一人が
若き日の今村昌平であります。
この映画の見所は色々あるんですが、
1つにフランキー堺のコメディアンとしての
才能には、凄いの一言!
年をとってからの彼しか知らないので、
飄々と、嫌味も感じさせない左平次を
演じている彼は、とても新鮮に写った。
遊郭が舞台と言う事で、番頭、丁稚、女郎、
お客など、かなりの人々が出てくるのだが、
それぞれの人物の描写の仕方が上手い。
実によく描かれている。
(登場人物が多くても、見事な描写の映画に、
僕はロバート・アルトマン監督の
「ゴスフォード・パーク」を思い出しました。
これはイギリスのある屋敷の話ですが。)
昭和32年製作なので、出演者はみな若い!
(当たり前ですが)
女郎を演じた南田洋子も昔はこんなに
綺麗だったのか~と。すいません。
金子信雄、岡田真澄、二谷英明と
そうそうたる顔ぶれ。
フランキー堺のコメディアンぶりと
見事な登場人物の描写。
見て損はない映画。
DVDでも、コレクターエディションで
絶賛発売中です。
お見逃しなく!
こりゃ、面白い!
見なきゃ損、損!
人に薦めな損、損と思いました。
若き日の、フランキー堺、石原裕次郎主演の
映画「幕末太陽伝」(監督・川島雄三)
舞台は幕末の品川・遊郭街。
とある遊郭。ここに労咳病み
の商人の左平次(フランキー堺)
が、仲間とドンちゃん騒ぎをするが、
実は彼らは殆ど文無しだった。
先に仲間を帰らして、自分はまだ
飲んだり、食ったりしている。
店の者がお金を払うようにせっつくが、
のんびりと構えてまるで相手にしない。
いよいよ番頭が出てきて、後がないと思ったら、
この遊郭で働いて、お金を返すからという始末。
ここからこの左平次の大活躍が始まる。
この男、人あたりが良くて、調子良いのである。
これは一種の才能ですね。
女郎たちからは、「居残さん」と呼ばれ、
そつがない仕事ぶりに重宝がられる。
また幕末という事で、この遊郭にも
武士が滞在。
歴史上有名な高杉晋作(石原裕次郎)も、
仲間と共に、品川のイギリス領事館の
焼き打ちを策して泊りこみをしていた。
久坂玄瑞には小林旭が扮する。
この計画にも左平次の知恵が
活きてくるから、左平次の能力には
脱帽である。
さてさて、要領よく働いてお金も貯めた
感じがするが、この後、左平次は
どうするのか?
また、高杉らの焼き討ちは
上手くいくのだろうか?
この映画、元々は古典落語
「居残り佐平次」や「品川心中」などを
巨匠・川島雄三が監督。
脚本は3人ですが、そのうちの一人が
若き日の今村昌平であります。
この映画の見所は色々あるんですが、
1つにフランキー堺のコメディアンとしての
才能には、凄いの一言!
年をとってからの彼しか知らないので、
飄々と、嫌味も感じさせない左平次を
演じている彼は、とても新鮮に写った。
遊郭が舞台と言う事で、番頭、丁稚、女郎、
お客など、かなりの人々が出てくるのだが、
それぞれの人物の描写の仕方が上手い。
実によく描かれている。
(登場人物が多くても、見事な描写の映画に、
僕はロバート・アルトマン監督の
「ゴスフォード・パーク」を思い出しました。
これはイギリスのある屋敷の話ですが。)
昭和32年製作なので、出演者はみな若い!
(当たり前ですが)
女郎を演じた南田洋子も昔はこんなに
綺麗だったのか~と。すいません。
金子信雄、岡田真澄、二谷英明と
そうそうたる顔ぶれ。
フランキー堺のコメディアンぶりと
見事な登場人物の描写。
見て損はない映画。
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お見逃しなく!
by fyamasan
| 2005-10-12 03:21
| 時代劇