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メジャー監督、デビューを目指して!

幕末太陽伝~痛快&傑作、見なきゃ損!

人に薦められて見ましたが、
こりゃ、面白い!
見なきゃ損、損!
人に薦めな損、損と思いました。
若き日の、フランキー堺、石原裕次郎主演の
映画「幕末太陽伝」(監督・川島雄三)

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舞台は幕末の品川・遊郭街。
とある遊郭。ここに労咳病み
の商人の左平次(フランキー堺)
が、仲間とドンちゃん騒ぎをするが、
実は彼らは殆ど文無しだった。

先に仲間を帰らして、自分はまだ
飲んだり、食ったりしている。

店の者がお金を払うようにせっつくが、
のんびりと構えてまるで相手にしない。


いよいよ番頭が出てきて、後がないと思ったら、
この遊郭で働いて、お金を返すからという始末。

ここからこの左平次の大活躍が始まる。
この男、人あたりが良くて、調子良いのである。
これは一種の才能ですね。
女郎たちからは、「居残さん」と呼ばれ、
そつがない仕事ぶりに重宝がられる。

また幕末という事で、この遊郭にも
武士が滞在。
歴史上有名な高杉晋作(石原裕次郎)も、
仲間と共に、品川のイギリス領事館の
焼き打ちを策して泊りこみをしていた。
久坂玄瑞には小林旭が扮する。
この計画にも左平次の知恵が
活きてくるから、左平次の能力には
脱帽である。

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さてさて、要領よく働いてお金も貯めた
感じがするが、この後、左平次は
どうするのか?
また、高杉らの焼き討ちは
上手くいくのだろうか?

この映画、元々は古典落語
「居残り佐平次」や「品川心中」などを
巨匠・川島雄三が監督。
脚本は3人ですが、そのうちの一人が
若き日の今村昌平であります。

この映画の見所は色々あるんですが、
1つにフランキー堺のコメディアンとしての
才能には、凄いの一言!
年をとってからの彼しか知らないので、
飄々と、嫌味も感じさせない左平次を
演じている彼は、とても新鮮に写った。

遊郭が舞台と言う事で、番頭、丁稚、女郎、
お客など、かなりの人々が出てくるのだが、
それぞれの人物の描写の仕方が上手い。
実によく描かれている。
(登場人物が多くても、見事な描写の映画に、

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僕はロバート・アルトマン監督の
ゴスフォード・パーク」を思い出しました。
これはイギリスのある屋敷の話ですが。)

昭和32年製作なので、出演者はみな若い!
(当たり前ですが)
女郎を演じた南田洋子も昔はこんなに
綺麗だったのか~と。すいません。
金子信雄、岡田真澄、二谷英明と
そうそうたる顔ぶれ。
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フランキー堺のコメディアンぶりと
見事な登場人物の描写。
見て損はない映画。
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お見逃しなく!
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by fyamasan | 2005-10-12 03:21 | 時代劇 | Comments(0)