イン・グッド・カンパニー

この映画がどうして劇場未公開なのか?と
疑問を投げかけたいのだが。
DVD発売記念試写会で見てきました。
デニス・クエイド、スカーレット・ヨハンソン主演の
「イン・グッド・カンパニー」

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スポーツ雑誌社で広告部長を務めるダン(デニス・クエイド)は、
この道23年のベテランである。
日本でも敵対的買収やM&Aなど、かなり世間を賑わしているが、
スティーブ・マーチン扮する、カリスマ社長のテディ・Kは
次々と企業を買収して、自分の会社を大きくしていた。
今度はダンが属する雑誌社も買収した。
ダンは降格。新しい部長、カーターは自分の年齢の
半分程の若造であった。

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しかも、その若造と自分の娘、
アレックス(スカーレット・ヨハンソン)が
恋人同士になったから、大変。
さて、ダンは父として、部下として、
どのような行動を
とればいいのか?



実際にこのような話はあるでしょうね。
ダンにとって、唯一の救いが、上司のカーターがまだ
情があったと言うか、非情になりきれない性格だった事でしょうか。
会社の経営の為には、容赦なくばっさりと人を解雇する。
それはそれで当たり前なんですが、会社の都合で辞めさせられる
なんてとんでもない。必死に働いている者の身にもなれ!と
従業員は思うでしょう。

このような映画が出てくるという事は、アメリカ型の経営のあり方に
?が出ている事に、アメリカ人が気付き始めているからかも知れません。

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このブログでかなり前に紹介しました、
高杉良氏の「エクセレント・カンパニー」。
ここでもう一度、取り上げてみたい。
今でも不況には変わりませんが、
数年前に日本型経営がかなり批判され、
日本型経営は害であるような酷い扱いが
されてきました。



確かに、問題はいろいろあり、取り除かなければならない事が
ありますが、残しておかなければならないものも、
多いはずなんです。

この本では、その1つとして、終身雇用の問題に触れています。
この終身雇用もかなり叩かれました。
こんな制度があるから下の者のやる気や意欲がなくなり、
いい人材が育たないと。
確かにその問題はあるでしょう、しかし、一例で言うと
一度の失敗で解雇される会社(結果がすぐに求められる)が、
果たして、家族がいる人にとって働きやすい職場で
あるのでしょうか?

この本は東洋水産のアメリカ進出の話ですが、日本型経営が
いかにアメリカで認めれて、「エクセレント・カンパニー」と
なるまでに至ったのか?
アメリカと日本の経営のあり方の違いが見えてきて、大変面白いです。
この本も映画化が決まり、おそらく来春には公開されるようです。

どちらの経営が良いのか、答えはすぐには出ないでしょうが、
最後には人材を大事にする企業が勝ち残っていくのだと、
僕は信じたい。

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日本が盗聴法で揺れていた時、
アメリカでは「エナミー・オブ・アメリカ」が
すでに公開されており、こんな問題を
エンタテイメントに出来る国は
凄いなあと感じていましたが、
今度の「イン・グッド~」も、柔らかくコメディに
包むアメリカの懐の深さが見えた気がしました。

辣腕経営者、テディ・Kをスティーブ・マーチンが
演じるのは、凄くギャップがありましたが、意外や
似合ってましたよ。
出てきた時には場内から、「あ、スティーブ・マーチンや~!」
の声が。
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by fyamasan | 2005-11-15 17:39 | 映画

メジャー監督、デビューを目指して!


by fyamasan
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