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メジャー監督、デビューを目指して!

博士の愛した数式

中学の頃から、数学が苦手になってしまった僕ですが、
こんな人に出会っていれば、人生変わっていたかも。
映画「博士の愛した数式」

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交通事故でわずか80分の記憶しか
持てなくなった天才数学者の博士
(寺尾聰)の元に、9人目となる家政婦
杏子(深津絵里)がやってくる。

今までの家政婦は、この博士の
80分の記憶のせいで、辞めてしまっている。

毎朝、いつも交わされる同じ挨拶にも
杏子は嫌な顔もせず、むしろそれを楽しむかの
ようにしている。
「君の靴のサイズはいくらかね?」 「24です」
「君の誕生日は?」 「2月20日です」
やがて、博士は杏子がシングルマザーで一人息子
(齋藤隆成)がいる事を知り、一人寂しい思いをさせては
ならないと、3人で夕食をとるようになった。
この少年、頭が平らと言う事で、ルート
(√記号のルート)と呼ばれる事に。

映画は、成長して高校の数学教師になったルート少年が、
(この役を吉岡秀隆が)最初の授業で博士と会ってから、
いかに数学に興味を持つようになったか、そして、今までに
どんな事があったかを、順を追って生徒に語り出す、
そういう感じで物語は進んでいきます。
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中学や高校で、「素数」や「約数」や「完全数」など色々聞いたけど、
全然覚えてない。でも、この映画で博士が説明してくれる数式など、
数学に関することは、とても頭に残りやすい。
「へえ~、そういう意味だったんだ」と

例えば、「友愛数」というものをご存知でしょうか?
杏子の誕生日が2月20日で、220。
博士の腕時計の裏に刻まれた数字が284。

博士は、杏子に「この2つの数字の約数を調べて、それぞれ
足してごらん」と。杏子がその通りにすると、不思議と
220の約数を足したものが、284で、284の約数の
足したものが、220になっていた。

これが「友愛数」というもので、見つけやすい数字の組み合わせじゃなく、
昔の数学者も(デカルトなど)1組ほどしか見つけていない、
見つけるのが難しい数字なんですよね。

数式の裏に隠された真実を知る事で、「本当に大事なものは、
目に見えるものでなく、心にあるものなんだよ」と、博士は二人に
伝えます。

決して長くはなかったですが、二人には博士と過ごした時間が
生涯忘れられないものとなっていきます。

博士の語る一言、一言に、心が癒されてきます。
本当に暖かい、優しい気持ちになります。
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風景の描き方もいいですね。「蝉しぐれ」の時も思いましたが、
日本の風景の素晴らしさを、改めて思い起こさせて貰えます。

理系の人より、どちらかと言えば、数学が苦手という人に
オススメです。中学生にも見てもらえば、数学の苦手意識が
減るかも知れないですね。

博士とルートと杏子は3人とも阪神ファンで、博士は特に江夏の大ファン。
阪神ネタが多く登場する所にも、僕は満足しちゃいましたね。

原作は小川洋子さんで、
何でも、第1回本屋大賞に選ばれています。
映画は原作にかなり忠実らしいですので、僕は早速
買いに走りましたが。

もう少し、学生の時にこの映画を見ていればと感じましたが、
今からでも遅くない、数学をまた勉強しなおしたい、と数学苦手な
僕も思いました。

映画は来年の公開になりますが、寒い冬に暖かい気持ちに
なりたい方は、ぜひ、ご覧下さい!
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Commented by iiyan at 2005-12-01 18:52 x
数学が嫌いの生徒には見せたいです。あまりに今の子は勉強しなくなっています。興味がもてればいいのですけれどもなかか難しいですね。感動しない子が多いです。難しい時代になりました。
Commented by fyamasan at 2005-12-02 01:51
>iiyanさんへ

なかなか自主的に勉強をする子はいないので、いかにやる気にさせるか
ですね。この映画を見て、数学に少しでも興味を持ってもらいたいですね。ぜひ、教室で勧めてくださいね。
by fyamasan | 2005-12-01 04:06 | 映画 | Comments(2)