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メジャー監督、デビューを目指して!

ライズ~ダンスにぶつけろ!これが青春だ~!

もう何十年前になるでしょうか。
TV番組「天才たけしの元気が出るTV」で、名物コーナーに
なっていた、「ダンス甲子園」を皆さんは覚えてるでしょうか?
僕はちょうど高校生だったので、密かに出るのが夢だったです。
社会的な背景はまったく違いますが、日本版「ダンス甲子園」と
捉えたい、映画「ライズ」

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アメリカはLAのサウス・セントラル地区。
強盗や殺人が日常化しているこの街で、コミュニティーの顔として、
一人の男がいる。
トミー・ザ・クラウンという名の、その名の通りにピエロの格好をして、
地域の誕生日パーティや催し物に参加、または企画して地域の
活性化に勤めている。

彼の名を有名にしたのは、子供達と踊るそのダンス。
クランプダンスと呼ばれるもので、お馴染みのブレイクダンスや
ヒップホップのダンスとは違い、もう早送りしているのかと思える位に
激しいダンスなんです。

このクランプダンスがサウスセントラルに住む若者の心を捉えて、
瞬く間にこのダンスは浸透していった。
今では、50のもクランプダンスチームが存在するという。

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「ダンス甲子園」でも、高校生の色々なはけ口をダンスに求める
ことで、非行や暴力へ進む方向を変えていたと思います。
この地域でも同じ。
男はギャングになって、殺されるか刑務所へ行くのが、常と
なっているこの地域で、ダンスをすることで、悪の道へ進むことを、
止めている。

死と隣り合わせに生きている
若者達。将来への不安、恋人との問題、若者が抱える
フラストレーションを、激しいクランプダンスを通して、
彼らはそれを乗り越えようとしている。

暴力はいらない、拳銃もいらない、ドラッグもいらない。
ダンスをする自由が欲しいだけだ。

圧巻は「クランプダンスのバトル大会」
二つのチームがそれぞれ、代表選手を出して、ダンスバトルをして、
それを観客がジャッジする。
このダンスの迫力をぜひ、映画館で堪能してください。

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監督はこれが初作品となる写真家の
デビィッド・ラシャベル。
写真家らしい、綺麗な映像が見られます。
この写真もいいでしょう。
夕方の砂浜で、クランプをする若者。


この地域がいい方向へ向かっているのは確かですが、映画の中で、
トミーの家が空き巣に入られたり、小さな女の子が銃で撃たれたりと、
厳しい現実がまだまだ目の前にあります。

彼らが何の心配もなく、普通に街を歩ける日がそう遠くない事を
祈ります!
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by fyamasan | 2006-02-13 04:14 | 映画