僕のニューヨークライフ~さよならニューヨーク
2006年 02月 27日
軽いタッチのコメディだけど、人生の真理を言い当てている、
そんなウッディ・アレン作品はいつも楽しみにしてました。
しかし、今回は「ホテル・ルワンダ」の後に見た為かな、
何とも軽すぎて、いつもの心地よい気持ちにはなれませんでした。
映画「僕のニューヨークライフ」
若手のコメディ作家のジェフリー・
フォーク(ジェイソン・ビッグス)は
何とも優柔不断な男である。
それゆえ悩みも多い。
恋人で自分とのセックス不感症な
アマンダ(クリスティーナ・リッチ)との
関係に悩み、マネージャーをしている
ハーヴィー(ダニー・デヴィート)とも
そろそろ手を切りたいのだが、
優柔不断な彼ゆえ、何も前に進まない。
そんな彼の背中を一押ししてくれる男が現れた。
ドーベル(W・アレン)という昼間は学校の教師、夜はナイトクラブの
コメディ作家でもある、少し風変わりな男。
見るからに気弱で神経質なタイプだが、いざとなると思い切った
行動をする(横入りした車を壊したり)ので、少し怖い相手。
そして、カリフォルニアでTVでのコメディ番組のつてがあるから、
一緒に行こうと誘われる。
さて、NYでのしがらみを全てを断ち切って、ジェフリーはカリフォルニアへ
旅立てるのしょうか?
現在はロンドンに拠点を置くW・アレンの最後のNY作品という、
ふれこみの噂の映画であります。
最新作「Match Point」は今年中に日本公開もされそうなので、ロンドンで
W・アレンがどんな話を作るのか、それも楽しみですね。
ちなみに主演は、スカーレット・ヨハンソンだそうです。
この映画、僕がどうも腑に落ちないのは、ジェフリーの恋人、
アマンダを演じるクリスティーナ・リッチの存在。
ジェフリーは彼女一筋なのだが、僕には「モンスター」の姿がだぶり
どうも、セクシーにも見えないんですが。
恋人とはセックスしないが、他の男とは出来るかどうか試してみたり
(これは浮気と違うと主張しますが)と、今風な「小悪魔」な女性かな。
ジェフリーは本当にアマンダに翻弄されるので、見ている分には楽しい
ですが、これが当人だったらかなりきついなあと、ひとりの男としては
思うわけです。
ジェフリーとアマンダは同棲しているのですが、そこへアマンダの母親が
居候してきたり、ジェフリーが通うカウンセラーは、ジェフリーが「どうしたら
いいんでしょうか?」という質問に対しても、「君はどう思う?」と、的確な
アドバイスをしてくれないという、何のための?カウンセラーなんだと、
思わずつっこみが入るような、可笑しなキャラクターが続々出てきます。
W・アレンの映画に出てくるいつものNYの街並み(イースト・リバー
沿いなど)も出てきますし、コール・ポーター、ビリー・ホリディから、
ドストエフスキーまで話題になるといった知的な洒落た会話も楽しめます。
僕が一番感激したのが、ジェフリーとアマンダが友人たちとライブを
見に行くのですが、そこで歌っているのが、ダイアナ・クラール。
もう少し歌を聴きたかったですが。
ここまで書いていると、あれ、結構良かったんちゃうの?と、
考え直しました。少し時間がおいて、整理してみると、
感想も変わってきますね。
主人公ジェフリーとW・アレンの姿をダブらせると、この映画、
また違った味わいがありますね。
もう、NYに帰ってこないのかな?
この映画が最後のNY作品にならないことを願ってます!
そんなウッディ・アレン作品はいつも楽しみにしてました。
しかし、今回は「ホテル・ルワンダ」の後に見た為かな、
何とも軽すぎて、いつもの心地よい気持ちにはなれませんでした。
映画「僕のニューヨークライフ」
若手のコメディ作家のジェフリー・
フォーク(ジェイソン・ビッグス)は
何とも優柔不断な男である。
それゆえ悩みも多い。
恋人で自分とのセックス不感症な
アマンダ(クリスティーナ・リッチ)との
関係に悩み、マネージャーをしている
ハーヴィー(ダニー・デヴィート)とも
そろそろ手を切りたいのだが、
優柔不断な彼ゆえ、何も前に進まない。
そんな彼の背中を一押ししてくれる男が現れた。
ドーベル(W・アレン)という昼間は学校の教師、夜はナイトクラブの
コメディ作家でもある、少し風変わりな男。
見るからに気弱で神経質なタイプだが、いざとなると思い切った
行動をする(横入りした車を壊したり)ので、少し怖い相手。
そして、カリフォルニアでTVでのコメディ番組のつてがあるから、
一緒に行こうと誘われる。
さて、NYでのしがらみを全てを断ち切って、ジェフリーはカリフォルニアへ
旅立てるのしょうか?
現在はロンドンに拠点を置くW・アレンの最後のNY作品という、
ふれこみの噂の映画であります。
最新作「Match Point」は今年中に日本公開もされそうなので、ロンドンで
W・アレンがどんな話を作るのか、それも楽しみですね。
ちなみに主演は、スカーレット・ヨハンソンだそうです。
この映画、僕がどうも腑に落ちないのは、ジェフリーの恋人、
アマンダを演じるクリスティーナ・リッチの存在。
ジェフリーは彼女一筋なのだが、僕には「モンスター」の姿がだぶり
どうも、セクシーにも見えないんですが。
恋人とはセックスしないが、他の男とは出来るかどうか試してみたり
(これは浮気と違うと主張しますが)と、今風な「小悪魔」な女性かな。
ジェフリーは本当にアマンダに翻弄されるので、見ている分には楽しい
ですが、これが当人だったらかなりきついなあと、ひとりの男としては
思うわけです。
ジェフリーとアマンダは同棲しているのですが、そこへアマンダの母親が
居候してきたり、ジェフリーが通うカウンセラーは、ジェフリーが「どうしたら
いいんでしょうか?」という質問に対しても、「君はどう思う?」と、的確な
アドバイスをしてくれないという、何のための?カウンセラーなんだと、
思わずつっこみが入るような、可笑しなキャラクターが続々出てきます。
W・アレンの映画に出てくるいつものNYの街並み(イースト・リバー
沿いなど)も出てきますし、コール・ポーター、ビリー・ホリディから、
ドストエフスキーまで話題になるといった知的な洒落た会話も楽しめます。
僕が一番感激したのが、ジェフリーとアマンダが友人たちとライブを
見に行くのですが、そこで歌っているのが、ダイアナ・クラール。
もう少し歌を聴きたかったですが。
ここまで書いていると、あれ、結構良かったんちゃうの?と、
考え直しました。少し時間がおいて、整理してみると、
感想も変わってきますね。
主人公ジェフリーとW・アレンの姿をダブらせると、この映画、
また違った味わいがありますね。
もう、NYに帰ってこないのかな?
この映画が最後のNY作品にならないことを願ってます!
by fyamasan
| 2006-02-27 03:21
| 映画