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メジャー監督、デビューを目指して!

僕のニューヨークライフ~さよならニューヨーク

軽いタッチのコメディだけど、人生の真理を言い当てている、
そんなウッディ・アレン作品はいつも楽しみにしてました。
しかし、今回は「ホテル・ルワンダ」の後に見た為かな、
何とも軽すぎて、いつもの心地よい気持ちにはなれませんでした。
映画「僕のニューヨークライフ」

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若手のコメディ作家のジェフリー・
フォーク(ジェイソン・ビッグス)は
何とも優柔不断な男である。
それゆえ悩みも多い。
恋人で自分とのセックス不感症な
アマンダ(クリスティーナ・リッチ)との
関係に悩み、マネージャーをしている
ハーヴィー(ダニー・デヴィート)とも
そろそろ手を切りたいのだが、
優柔不断な彼ゆえ、何も前に進まない。



そんな彼の背中を一押ししてくれる男が現れた。
ドーベル(W・アレン)という昼間は学校の教師、夜はナイトクラブの
コメディ作家でもある、少し風変わりな男。
見るからに気弱で神経質なタイプだが、いざとなると思い切った
行動をする(横入りした車を壊したり)ので、少し怖い相手。
そして、カリフォルニアでTVでのコメディ番組のつてがあるから、
一緒に行こうと誘われる。
さて、NYでのしがらみを全てを断ち切って、ジェフリーはカリフォルニアへ
旅立てるのしょうか?

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現在はロンドンに拠点を置くW・アレンの最後のNY作品という、
ふれこみの噂の映画であります。
最新作「Match Point」は今年中に日本公開もされそうなので、ロンドンで
W・アレンがどんな話を作るのか、それも楽しみですね。
ちなみに主演は、スカーレット・ヨハンソンだそうです。

この映画、僕がどうも腑に落ちないのは、ジェフリーの恋人、
アマンダを演じるクリスティーナ・リッチの存在。
ジェフリーは彼女一筋なのだが、僕には「モンスター」の姿がだぶり
どうも、セクシーにも見えないんですが。
恋人とはセックスしないが、他の男とは出来るかどうか試してみたり
(これは浮気と違うと主張しますが)と、今風な「小悪魔」な女性かな。
ジェフリーは本当にアマンダに翻弄されるので、見ている分には楽しい
ですが、これが当人だったらかなりきついなあと、ひとりの男としては
思うわけです。
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ジェフリーとアマンダは同棲しているのですが、そこへアマンダの母親が
居候してきたり、ジェフリーが通うカウンセラーは、ジェフリーが「どうしたら
いいんでしょうか?」という質問に対しても、「君はどう思う?」と、的確な
アドバイスをしてくれないという、何のための?カウンセラーなんだと、
思わずつっこみが入るような、可笑しなキャラクターが続々出てきます。

W・アレンの映画に出てくるいつものNYの街並み(イースト・リバー
沿いなど)も出てきますし、コール・ポーター、ビリー・ホリディから、
ドストエフスキーまで話題になるといった知的な洒落た会話も楽しめます。

僕が一番感激したのが、ジェフリーとアマンダが友人たちとライブを
見に行くのですが、そこで歌っているのが、ダイアナ・クラール。
もう少し歌を聴きたかったですが。

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ここまで書いていると、あれ、結構良かったんちゃうの?と、
考え直しました。少し時間がおいて、整理してみると、
感想も変わってきますね。

主人公ジェフリーとW・アレンの姿をダブらせると、この映画、
また違った味わいがありますね。
もう、NYに帰ってこないのかな?
この映画が最後のNY作品にならないことを願ってます!
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by fyamasan | 2006-02-27 03:21 | 映画