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メジャー監督、デビューを目指して!

クラッシュ~人間の本当の触れ合いとは?

今年もアカデミー賞の発表まで、もう少し。
インディペンデント系ながら見事にアカデミー賞に
ノミネートされ、口コミで評判の映画「クラッシュ」を
見てきました。

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物語はアメリカはLAでの36時間の
出来事を描いています。
黒人刑事グラハム(ドン・チードル)と
同僚でヒスパニックの恋人リア
(ジェニファー・エスポート)は、ハイウェイで
一人の黒人男性の死体を発見する。
実はこの死体が、おっと、これは
ネタばれになるので、これ以上は
言いませんよ。

この二人に地方検事のリックとその妻ジーン
(ブレンダン・フレイザーとサンドラ・ブロック)や
差別主義者の白人警官のライアン(マット・ディロン)と
その相棒。
ペルシャ人の雑貨店経営者ファハドと
その家族や白人に敵意むき出しの黒人青年
アンソニーとピーター。
一見なんの関係の無い人たちが、意外と一本の糸で
繋がっていたという話なんですね。

ファーストシーンとラストシーンも見事に繋がっており、
このあたりは脚本が良く出来てますね。
それも納得のはず。
監督が去年のアカデミー賞受賞の

「ミリオンダラー・ベイビー」
の脚本を担当した
ポール・ハギスと言うことで、ただのボクシング映画に
しなかった所が、彼の凄いところです。
今作でも伏線につぐ伏線で、「あ、この人がこの人と
繋がっていたのか」
と、意外な話の展開にびっくりしました。

僕は「天使のマント」の話が一番良かったですし、
唯一和まされた感じがします。
父親を助けようと娘がある行動を取るのですが、
これはぜひ、映画館で確かめて下さいね。
良かったという、ホッとした時の涙が出てきました。

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ただ、僕が気になったのは、人種差別がテーマと
なっていますが、少し演出過剰かなという
感じがしました。
実際のLAに住んでいないので、主人公の
感情は完全に理解出来ませんが、
もう最初から人種差別の話ありきなのは、
ちょっとどうかと。
特にサンドラ・ブロック扮する検事の妻は、
最初からテンション高くて怒ってばかりなので。
サンドラの笑顔も見れずじまいでした。

ネットの普及で、外に出かけなくても何でも
手に入る世の中になりましたが、人の心の触れないは
外に出て人とぶつかってみない事には分かりません。
本音と建前では、建前で「まあまあ、ええやん、
ええやん」と波風立てずに暮らしていくのが、
楽といえば楽ですが、苦しいことがない分、
感動も少ないですね。

人とぶつかるのは、面倒といえば面倒ですからね、
また傷つく事も多い。
でも、僕もそうだけど、誰もが人とぶつかって
触れ合いたい、それが本音ではないでしょうか?

大学を卒業してから、どれだけ本音で
ぶつかったかなぁ?と
自分自身に聞いてみたくなりました。

あと、LAでも雪が降るんだと意外な
感想があります(^。^)
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by fyamasan | 2006-03-06 01:24 | 映画