アメリカ、家族のいる風景~人生の節目に何を考える?

映画「天使がくれた時間」は主人公にもう一度、人生をやり直す
チャンスを与えてくれますが、それは映画の話であって現実には
無理な話ですよね。
でも、やり直したい、そう思った瞬間から新しい人生は
始まっているのではないでしょうか?
映画「アメリカ、家族のいる風景」。
W・ヴェンダース監督。

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年を取れば取るほどにそう思うのでしょうか?
突然、何もかも捨て去って全く誰も知らない
所へ行きたいという衝動に駆られるのは。

この映画の主人公のハワード・スペンス(サム・シェパード)は
かっては西部劇映画のスターとして名声を得ていましたが、
酒やドラッグなどで今や落ちぶれた俳優になってしまった。


ユタ州のある映画の撮影現場。ここからハワードは突然逃げ出した。
誰にも行き先を言わず、何十年と会っていない母のいるネバタ州へと
向かった。
突然の来訪に驚きも嬉しさを隠せない母。
色々と話が弾むが、意外な真実が明らかになる。
実はハワードには子供がいたのだった。だがそれをハワードは
知らなかった。
そして、彼女(ジェシカ・ラング)と息子がいるというモンタナ州へと
ハワードは向かう。
30年という年月で失ったものと得たものは何だったのか?
それを問うために。
また撮影スタッフは逃走したハワードを探すために、
私立探偵(ティム・ロス)を雇って、ハワードの行方を追わせた。

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突然、子供がいると言われたハワードの感情。
突然、父がいると言われた息子の感情。
何も無い所から、少しずつ少しずつ家族の絆が芽生えてくる、
この描写がとても優しく、だが力強く描かれています。

何も始まっていない、でも何かが始まった気がする。
これまでの人生を悔いたハワードは、これからの人生を
まだ「家族」というには、早すぎる「家族」と過ごそうと、
自分の人生を意義あるものにしたい、そう願うわけです。

なんとも心憎い演出で静かに静かに感動が広がっていきます。
この役の為に役者をやってきたのでは?と思うくらいハワードを
サム・シェパードが哀歓こめて演じています。
ジェシカ・ラングも中年女性の艶やかさをムンムンに出してますし、
怪しい探偵のティム・ロスもはまり役ですね。

音楽も一度聞くと忘れられないくらい印象的。
「オー・ブラザー」のTボーンバーネットが担当。
これもサントラ欲しいなあ。

30代、40代となり、ふと自分の人生を見つめ直す時に、この映画を
思い出して貰いたいですね。
そして、意義のある人生とは何ぞや?家族とは何ぞや?
深く考えるのもいいかもしれないです。

これからハワードと家族はどんな絆を見せてくれるのか?
続編のようなものも見たくなりました。
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by fyamasan | 2006-03-23 00:34 | 映画 | Comments(2)
Commented by きらく at 2006-03-26 18:40 x
TBありがとうございます。ほんといい映画ですよね。
血のつながりの意味やありがたさ、面白さを
いろいろなカタチでさりげなく見せるところが好きです^^
Commented by fyamasan at 2006-03-29 01:10
>きらくさんへ

コメント有難うございます。
これもじっくりと何回ともなく見てみたい映画ですね。
さりげなくが良いですよね。


メジャー監督、デビューを目指して!


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