SPIRIT スピリット~武術の極意とは?
2006年 04月 06日
「ジェット・リー、最後のマーシャル・アーツ映画」というふれこみ。
そして、「カンフー映画」の域を超えたい、世間にもっと
認めて貰いたい、そんなジェット・リーの思いが伝わってくる
映画「SPIRIT スピリット」を見てきました。
時は20世紀初頭、舞台は中国は天津。
天津一の武道家になりたい霍元甲(ジェット・リー)は、
武道家の父を目指して猛特訓の末、天津一の武道家と
誰もが認めるほどになるが、慢心さと傲慢さが災いし、
報復の為に、愛する家族を殺されてしまう。
全てを捨てて、田舎の山里で人の温かさを味わい、
初めて人間として、武術家として、自分を見つめ直した。
その時、父や母の教えの意味を本当に理解出来た。
ただ、時代が中国が列強に支配され、「東洋の病人」とまで
蔑まれるようになっていた。
中国人のプライドを取り戻すために、霍元甲はもう一度
武道家として立ち上がる!
この映画、これまでのカンフー映画のようなアクションシーンも
盛りだくさんだし、ジェット・リーのカンフーも冴え渡っていますが、
全編を貫くテーマは、「ひとつのものを極めることとは何なのか?」では
ないでしょうか?
映画では武術を極めることですが、これは色々なものに
置き換えられますね。
今、自分がしていること、その最終点にどうすればたどり着くのか?
武術の本来の意味を知らない霍元甲は、それを得るまでに
様々な経験をし、時には多くの涙も流しますが、理解した後は、
ほんとに人間が変わったような、一皮も二皮も剥けた人間に
なっています。
なかなかここまで人はなれませんが、僕も含めて皆さんも
頑張りましょう!
武術や格闘技は喧嘩に勝ちたい、相手を倒したい、そんな思いで
始める人が多いですが、他人を倒すのではなく、己の弱さを克服する
その強さを、得る為に修行をして、強くなることが大事なんだと
言うことをあらためて、考えされられました。
これはまた、何かされたら復讐をしても、さらに復讐がくるだけで、
何の解決も無い。復讐を乗り越えた所、さらなる高みを目指していく。
それが一番大事なんだという、メッセージも含んでいますね。
山里で霍元甲が盲目の少女に看病され、彼女に色々な言葉を
貰います(これは彼女のおばあちゃんの言葉なんですが)
「お互いがお互いを尊敬していれば、何ら問題も起こらない」
この言葉がなんとも印象に残ってます。
単純で簡単に見えますが、これがまた難しいんんですよね。
これが出来たら、世界の紛争など無くなるのですが。
カンフーアクションを堪能しながら、武道の精神を学んだ、
そんな感想を持ちました。
短い出演でしたが、中村獅童さん、インパクトありました。
いい存在感出てました。
こちらが実際のフォ・ユァンジア(霍元甲)
ブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」で、ブルース・リーの
師匠役の人がこの人だったんですね。
これは知らなかったです。
これを知った上で見ると、「ドラゴン怒りの鉄拳」も違った面白さが
出てきそうですね。
ただ、日本人が悪役なのが、ひっかかります。
最後にこの映画、多くのブログにも書いてましたが、
映画のエンディングの選曲が悪すぎます。
中国のゆったりした音楽が流れるんだろうと予想していたのに、
日本語のロックはびっくり!
なんで?
これは日本での上映のみらしいですね。
曲を宣伝するためにしか思えないんですが、これはちょっと考えて欲しいですね。
そして、「カンフー映画」の域を超えたい、世間にもっと
認めて貰いたい、そんなジェット・リーの思いが伝わってくる
映画「SPIRIT スピリット」を見てきました。
時は20世紀初頭、舞台は中国は天津。
天津一の武道家になりたい霍元甲(ジェット・リー)は、
武道家の父を目指して猛特訓の末、天津一の武道家と
誰もが認めるほどになるが、慢心さと傲慢さが災いし、
報復の為に、愛する家族を殺されてしまう。
全てを捨てて、田舎の山里で人の温かさを味わい、
初めて人間として、武術家として、自分を見つめ直した。
その時、父や母の教えの意味を本当に理解出来た。
ただ、時代が中国が列強に支配され、「東洋の病人」とまで
蔑まれるようになっていた。
中国人のプライドを取り戻すために、霍元甲はもう一度
武道家として立ち上がる!
この映画、これまでのカンフー映画のようなアクションシーンも
盛りだくさんだし、ジェット・リーのカンフーも冴え渡っていますが、
全編を貫くテーマは、「ひとつのものを極めることとは何なのか?」では
ないでしょうか?
映画では武術を極めることですが、これは色々なものに
置き換えられますね。
今、自分がしていること、その最終点にどうすればたどり着くのか?
武術の本来の意味を知らない霍元甲は、それを得るまでに
様々な経験をし、時には多くの涙も流しますが、理解した後は、
ほんとに人間が変わったような、一皮も二皮も剥けた人間に
なっています。
なかなかここまで人はなれませんが、僕も含めて皆さんも
頑張りましょう!
武術や格闘技は喧嘩に勝ちたい、相手を倒したい、そんな思いで
始める人が多いですが、他人を倒すのではなく、己の弱さを克服する
その強さを、得る為に修行をして、強くなることが大事なんだと
言うことをあらためて、考えされられました。
これはまた、何かされたら復讐をしても、さらに復讐がくるだけで、
何の解決も無い。復讐を乗り越えた所、さらなる高みを目指していく。
それが一番大事なんだという、メッセージも含んでいますね。
山里で霍元甲が盲目の少女に看病され、彼女に色々な言葉を
貰います(これは彼女のおばあちゃんの言葉なんですが)
「お互いがお互いを尊敬していれば、何ら問題も起こらない」
この言葉がなんとも印象に残ってます。
単純で簡単に見えますが、これがまた難しいんんですよね。
これが出来たら、世界の紛争など無くなるのですが。
カンフーアクションを堪能しながら、武道の精神を学んだ、
そんな感想を持ちました。
短い出演でしたが、中村獅童さん、インパクトありました。
いい存在感出てました。
こちらが実際のフォ・ユァンジア(霍元甲)
ブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」で、ブルース・リーの
師匠役の人がこの人だったんですね。
これは知らなかったです。
これを知った上で見ると、「ドラゴン怒りの鉄拳」も違った面白さが
出てきそうですね。
ただ、日本人が悪役なのが、ひっかかります。
最後にこの映画、多くのブログにも書いてましたが、
映画のエンディングの選曲が悪すぎます。
中国のゆったりした音楽が流れるんだろうと予想していたのに、
日本語のロックはびっくり!
なんで?
これは日本での上映のみらしいですね。
曲を宣伝するためにしか思えないんですが、これはちょっと考えて欲しいですね。
by fyamasan
| 2006-04-06 01:56
| 映画