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メジャー監督、デビューを目指して!

Vフォー・ヴァンデッタ~革命かテロか

「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟が
脚本と製作を兼ねて、あのナタリー・ポートマンの
丸坊主姿も見れるという、これは見なくては。
そして、「V」とは何者なのか?
映画「Vフォー・ヴァンデッタ」

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時代はそう遠くない近未来はイギリス。
完全独裁国家となっていたイギリスでは、
健常者以外は異端な扱い、国民は自由や平等が
奪われている状態。
こんなイギリスに革命を起こそうと一人の男が
11月5日に立ち上がった。

彼の名は、「V」。
そして、彼に影響を受け、また影響を与える女性、
イヴィーにナタリー・ポートマン。

果たしてVの革命は成功するのだろうか?
また、Vのマスクに隠された秘密とは?

Vが革命を起こそうとする11月5日は、日本人には何の日なん?
と思いますが、1603年の11月5日、ガイ・フォークスという
人物が国会議事堂の爆破を計画しますが、これは未遂で終わり、
また彼は国王暗殺をもたくらんでいましたが、これらの罪状で
彼は死刑になりますが、イギリスでは、11月5日を、ガイ・フォークス・
デーとして、テロが防がれた事を祝う祝日をなっています。
そして、Vはガイ・フォークスの行動はテロでなく革命だと考えて、
その日に行動を起こしたというわけです。
また、Vが被るマスクはガイ・フォークスを模したものです。

1603年といえば、日本では江戸幕府が作られた年ですから、もし日本が
鎖国していなかったら、イギリスやフランスの自由や平等思想は
もっと早く日本に伝わったでしょうし、それ以降の政治もかなり変わって
いったでしょうね。


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この映画で僕が物凄く面白く感じたのは、近未来の話ながら、
非常にタイムリーな話であること。
なぜ、近未来のイギリスでは、民主国家ではなく独裁国家と
なっていたのか?
戦争やテロやウイルスの蔓延などで人々は、平和を安定を
欲しがっていたんですね。
そこにつけこんだのが、権力者たち。
治安と平和を与える限り、政府に従順な国民を求めたわけです。
飴とムチですね。
夜は自警団が巡回し、人は外へも出られない。
電話は盗聴されているし、何かに管理されている。
人は何かこんな社会はおかしいと思いつつ、平和が一応は
あるので、逆らえない。というか、逆らうと処罰される。

日本でも、オウム真理教の事件の後、破防法が出来たり、
個人の情報を守る名目の、盗聴法や、個人情報保護法が出来たりと
何かの恐怖を煽って、色々な法律が出来たように思えます。

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        (こちらが噂の坊主頭のN・ポートマン)

また、これとは逆に映画の後半で、イヴィーが「命よりも大事な理念に
目覚める」場面があるのですが、これはイスラム教徒の
「sucide bomb=爆弾自殺?」を思い起こせるもので、これも
非常に怖いなあと感じましたね。

革命かテロなのか?
命より大事な思想や理念はあるのだろうか?

映画でも答えは出ませんが、この映画を見て、皆さんが
色々と考えてみるのも如何でしょうか!
あと、1600年以降のイギリスの歴史を少し復習すると、
より映画がすんなりと分かりやすいと思いますよ。

皆さんにとって、「V」とは何者に写るのでしょうか?
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by fyamasan | 2006-04-28 00:46 | 映画