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メジャー監督、デビューを目指して!

戦場のアリア~こんな奇跡を待ってた

皆さんにとって特別な日とはいつでしょうか?
誕生日、結婚記念日、人によって様々ですが、
多くの西洋人にとってはこの日は特別な日では
ないでしょうか?
12月24日のクリスマス・イブ。
そして、25日のクリスマスの日。
こんな日だからこそ、こんな素敵な奇跡は起こる。
1914年12月24日、奇跡は起こった。
映画「戦場のアリア」

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1914年に始まった第一次世界大戦。
フランスは北部にある村の近くで、ドイツ軍VSフランス軍、スコットランド軍の
3カ国が戦闘を繰り広げていた。
兵士はこの戦争がいつ終わるのか?いつ故郷に帰れるのか?
そんな思いを抱きながら、戦っていた。

12月24日、クリスマス・イブの日。
本部から前線で戦っている兵士の為に、
ドイツ軍には10万本のクリスマスツリーが届けられた。
ドイツ兵士はキャンドルに火を灯し、つかの間のクリスマスを
楽しんでいた。
そんな時、スコットランド軍のいる塹壕からバグパイプのの音楽が
流れ出してきた。
その音楽に合わせる様に、ドイツ兵士は歌いだした。
そして、ドイツ兵士として戦争に参加していたテノール歌手の
ニコラウス(ベンノ・フュルマン)がツリーを手に、塹壕を抜け出し、
ノーマンズ・ランド(非戦闘地域)で、自慢のテノールを歌いだした。
ここから3カ国入り乱れて、クリスマスを祝う戦場となった。
国籍は関係なかった。純粋にこんな日だから、戦争は止めて、
共にキリストを祝おう。クリスマスを楽しもう!
お互いが殺しあう戦場で敵同士が、シャンパンを片手に、
クリスマスを祝う、奇跡の2日間が始まった。


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僕は確かショートフィルムで、戦場で戦っている敵対する兵士が、
クリスマスの日、共にサッカーをするという映画を見た事があり、
その映画はこの「戦場のアリア」の一部分だったということが分かりました。

実際にこの映画に描かれた3カ国の兵士が共にクリスマスを祝ったという
事は、公式の戦争記録に載ってませんが、これを経験した兵士達の手紙で、
この出来事が記録されているのです。

人間の威厳も誇りも運命も全てぶち壊す戦争。
戦争映画を見るのは辛いですが、この映画を見て、心が和らぎました。
人間の良心はまだまだ捨てたものじゃない。

ただ、時代は第一次世界大戦で、共にキリスト教を信じる国同士だからこそ、
起こり得たわけで、これが今のイラクや中東など信じる宗教が違うと、
こうもいかないだろうと、悲しい現実が見えてきます。

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せめて一日だけでも、世界の人々が何かを祝うために、全ての争いを
止めて、共に祝う日が来てもいいのでは、いや、絶対に来て欲しい
そう強く願います。

ノーマンズ・ランドで歌いだしたニコラウスにドイツ軍の上司が
「ここはベルリンオペラじゃないんだぞ!止めろ」と注意した時、
ニコラウスが「ここはベルリンオペラ以上の場所だよ」と言った
一言が印象に残っています。

みなさんもこの奇跡をぜひ、見てください!
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by fyamasan | 2006-06-06 03:38 | 映画 | Comments(0)