Osaka-cinema-cafe

cinecafe.exblog.jp

メジャー監督、デビューを目指して!

真夜中のピアニスト ~夢にもがくルパン?

去年確か2週間、いやもっと短い期間、大阪では公開されました。
が、見にいけずじまい。
ようやくDVDで見ちゃいました。
「ルパン」では怪盗ルパンを演じたロマン・デュリス。
どんなピアニストを演じているのか?
映画「真夜中のピアニスト 」

c0033213_023293.jpg
主人公は28歳のトム(ロマン・デュリス)
父の仕事を継ぐような形で不動産の
ブローカーをしている(ほとんど地上げ屋だが)。
そんな彼が偶然に、亡くなった母(ピアニストだった)
のマネージャーをしていた男と出会う。
「まだピアノを続けてるのか?」
「君は才能あるんだから、今度オーディション
受けに来なさい」


その一言で、トムは一度は諦めていたピアニストへの道を
もう一度、歩み始めようとする。
言葉も通じない中国人女性にレッスンをしてもらい、
不動産の仕事に追われつつ、毎日を今までにない充実した気持ちで
過ごすようになる。
いよいよ明日がオーディションという晩、早くベットに入ったトムを
仕事仲間が起こしにくるのだった。

c0033213_0161910.jpg

ロマン・デュリス、決してめちゃめちゃ男前ではないが、
なんとも言えない存在感のある役者であります。

この映画、彼の葛藤する場面が良いんですね。
これでもかというぐらい見せつけてくれます。
ピアノを弾くのは楽しいのだが、ブランクのせいで
なかなか自分の思うように弾けない。
そして、言葉の通じない先生とのレッスンにも、ストレスが溜まる。
仕事仲間に話してみても、「そんなの金になるのか?辞めとけよ」と
そっけなく言われ、ピアノと仕事の両立が難しくなり、
「俺、何やってんだ~?」と自戒じみた言葉がつい出そうになる。
この葛藤するロマン・デュリスに女性なら母性本能がくすぐられる
のではないでしょうか?

男30歳前、まだ夢も追える年齢ゆえに、戸惑いつつ進んでいく
ロマン・デュリスに、男の山さんも熱いものが伝わってきます。
痛いほどその気持ち分かるよ、そう言いたい。

裏稼業に生きる男の、「俺でも夢見ていいよね?」
そんなこころの呟きが聞こえてきそうな映画です。

c0033213_0343389.jpg


カフェで知らず知らずのうちに指を動かしているロマン・デュリスの
何とも楽しそうな姿が印象に残ってます。
オーディションはどうだったんでしょうか?
気になる所ですね。

それにしてもフランスって本当に色々な人種が住んでますね。
この映画でそれを再確認しました。

この映画、調べるとアメリカ映画のリメイクということです。
フランスからハリウッドへとリメイクは多いですが、その逆は
珍しいのではと思います。
1978年、ハーヴェイ・カイテル主演の「マッド・フィンガーズ」
まだDVD化されていないようなので、DVD化の時には、
オリジナルがどんな感じなのか、また見てみたいと思います。

ロマン・デュリス版「ルーツ」の「愛より強い旅」はこちらから
          ↓↓↓


映画「愛より強い旅~原題・EXILS」

c0033213_10153.jpg

[PR]
by fyamasan | 2006-06-20 00:52 | ヨーロッパ映画 | Comments(0)