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メジャー監督、デビューを目指して!

藤田嗣治展 ~パリを魅了した異邦人~

今日は小雨の降る中、京都は京都国立近代美術館へ
行ってきました。
チケットは前に買っていたのですが、次に行こう、次に行こうと
考えていたら、いつの間にか、最終日になっちゃいました。
日曜日、しかも最終日ということで、美術館は満員でした。


「藤田嗣治展 ~パリを魅了した異邦人~」

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今回も音声ガイドを買っての鑑賞。
ヘッドフォンではなくトランシーバーみたいなもの。
大きな受話器みたいで、耳にあてながら鑑賞している人を見ると
何か変な感じ。

藤田嗣治展は、
第1章 エコール・ド・パリの時代
第2章 中南米そして日本
第3章 ふたたびパリへ
藤田嗣治略年表 とい構成になっておりました。

名前は知っていましたが、よく知らなかったので、今回も音声ガイドを
聞きながら、なるほとなあとワクワクしながら鑑賞をして行きました。

日本美術の型にはめる教え方を嫌い、自由で奔放なパリで
青春を過ごした藤田嗣治。
1920年代といえば、ピカソをはじめ、モディリアニらがパリは
モンパルナスを闊歩していた時代。
最初は自分のオリジナルを出せずにいた藤田嗣治ですが、
みるみるうちに才能を開花させ、パリの代表的画家として活躍
するまでになります。

パリの後は中南米へ行き、戦争の悪化と共に日本へ帰国。
戦時中は従軍画家として、多くの戦争画を書くことになります。
しかし、これが戦争に賛成した画家として戦後、非難を浴びる事に
なり、日本、日本人に対して終生無くならない不信感を抱かせます。

軍部としては戦意高揚や記録を取る目的で、絵を描かせたと思いますが、
藤田嗣治の戦争画を見る限り、戦争の勇ましさより、悲惨さ、愚かさが
先に伝わってきます。

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戦後日本を離れた藤田嗣治はパリへ戻り、帰化もし、その後、日本へ
戻ることはありませんでした。
晩年は洗礼も受け、レオナルド・フジタ名で絵を描いていきます。

裸婦、自画像、猫、そしてパリへ戻ってからの宗教画、子供を対象に
様々な絵を描き続けた藤田嗣治ですが、ここで面白いエピソードを。

最初のパリの頃、名も売れてきた藤田嗣治にパリのある女性が自画像を
描いて貰おうと、アトリエを訪れます。
父に贈ろうとしていたのですが、絵を描かれている時も、右手のポーチを
離しませんでした。実はこのポーチの中にはナイフが入っていたのです。
モデルに手を出す事で有名だった藤田嗣治。
もしもの時に、彼女はナイフを使おうと考えていたようです。
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年表を見ても、藤田嗣治はかなりの女性遍歴の持ち主です。
数多くの伝説や逸話が一人歩きしている芸術家ですから、映画に
すればかなりドラマティックなストーリーになるでしょうね!
しかし、色々な方がおっしゃってますが、「彼ほど誤解された画家はいない。
まっすぐな男なのに、逸話ばかりが先行してしまって」
人間、藤田嗣治を出来ることなら映画化してみたいです。

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映画では、去年公開された
「モディリアーニ~真実の愛」

1920年代はパリ、モンパルナス
のカフェ・モダンズにたむろする
若き芸術家を描いた「モダーンズ」
などがありますので、
藤田嗣治が青春を過ごしたパリの

町並みを見てみるのは如何でしょうか!
(「モダーンズ」にはジョン・ローンも出ています)

日本独自の水墨画の墨で繊細な女性のラインを描いた裸婦像
など、パリを魅了した異邦人、藤田嗣治の画集も一度、見て
いただきたいですね。
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Commented by もりりん at 2006-07-24 00:38 x
私も見に行ったよー。数週間前の日曜やってんけど、すごい人。

カバンにナイフを入れてたなんてエピソードは音声ガイドで言ってたの?
いろいろ背景を知ると絵の見方が変わって面白いね。
Commented by fyamasan at 2006-07-24 00:56
>もりりんへ

コメント有難う!
やはり日曜は混んでるみたいだね。
久しぶりに京都行ったから、四条河原町のバス停探すのに
苦労しました。
音声ガイドは色々聞けるので、面白いよ。

次回は「大アンコールワット展」を狙ってます!
Commented by Tak at 2006-07-25 20:31 x
こんばんは。
TBありがとうございました。

東京展は激混だったのですが
京都でもそれに近いのでしょうか。。。

藤田今までこうしてまとめて観る機会無かったですからね。
Commented by fyamasan at 2006-07-25 21:32
>Takさんへ

コメント有難うございます。
京都でもかなり混んでいたようですよ。
展でじっくり藤田嗣治の絵が見れたのは本当に良かったです。
彼について色々本が出てますので、また読んで見たいと思います。
by fyamasan | 2006-07-23 23:46 | 美術館めぐり | Comments(4)