チェ・ゲバラ&カストロ~すこし騙されたような
2006年 07月 25日
ミニシアター系ながら大ヒットとなった映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」。
革命家になる前のゲバラの青春物語に、こころ熱くなった人も多いのでは。
そして、その後、ゲバラがどのような道を歩いて行ったか、気になって
いる人も多いはず。
そういう映画を見つけました。
が、少し騙されたような感じもしますが。
映画「チェ・ゲバラ&カストロ」
1950年代のキューバ。
アメリカ資本と深く結びついた軍事独裁政権。
おいしい所は全て金持ちが独り占め。
明日に夢を持てない若者の怒りは
爆発寸前だった。
青年、カストロはこんな状況を
何とか変えようと、仲間と反政府組織を
組み、抵抗を試みるが、逆に捕まり
メキシコに追放処分となる。
そのメキシコで南米大陸の旅から戻り、社会運動を
始めていたゲバラと会う。
意気投合した二人は、革命軍を結成し、捲土重来とばかりに
キューバへ乗り込んでいく。
ニュースでも取り上げられ、少しずつ市民の共感を得てきた
カストロの革命軍は、今やキューバの首都へと迫っていた。
このストーリーからもお分かりのように、これはカストロの物語であり、
ゲバラは脇役的な存在でしかない。
この点が、僕が騙されたと思うことで、日本語タイトル、パッケージの
写真を見ても、誰でもゲバラの話と思うのでは。
日本ではカストロ物語にするよりも、ゲバラ物語にするほうが売れると
いう、販売元の考えに見事、はまってしまったやまさんでありますが。
かといって、見て損な映画かというとそうでもないです。
カストロの青春物語としては見ごたえもありますし、キューバ革命が
どのように行われていったかを、克明に描いていますので、なかなか
興味深いです。
僕がとてもこころ惹かれたのは、革命が成功してからの人物関係。
当時はケネディとのキューバ危機など、冷戦状態が
ピークになっていた時代。
革命前の理想とその後の現実に苦しむカストロ。
少しずつ「権力」という魔物が彼の心を捉えていく。
同じ革命家として血を流した仲間達だが、カストロについて行く者、
離れて行く者、様々な人の生き様が描かれ、とても考えされられる。
キューバと同じような革命を世界各地で行なおう!、という
理想に燃えたままボリビアで命を落としたゲバラの方が、
カストロより幸せだったかもしれない、そんな気もしますが。
「モーターサイクル・ダイアリーズ」でゲバラを演じたガエル・ガルシアが
そのままゲバラを演じているので、違和感なく見れるのでは。
キューバ革命、カストロの物語だと思って見ると騙された感じは
しませんので。
でも、オススメっす!
(どないやねん!)
革命家になる前のゲバラの青春物語に、こころ熱くなった人も多いのでは。
そして、その後、ゲバラがどのような道を歩いて行ったか、気になって
いる人も多いはず。
そういう映画を見つけました。
が、少し騙されたような感じもしますが。
映画「チェ・ゲバラ&カストロ」
1950年代のキューバ。
アメリカ資本と深く結びついた軍事独裁政権。
おいしい所は全て金持ちが独り占め。
明日に夢を持てない若者の怒りは
爆発寸前だった。
青年、カストロはこんな状況を
何とか変えようと、仲間と反政府組織を
組み、抵抗を試みるが、逆に捕まり
メキシコに追放処分となる。
そのメキシコで南米大陸の旅から戻り、社会運動を
始めていたゲバラと会う。
意気投合した二人は、革命軍を結成し、捲土重来とばかりに
キューバへ乗り込んでいく。
ニュースでも取り上げられ、少しずつ市民の共感を得てきた
カストロの革命軍は、今やキューバの首都へと迫っていた。
このストーリーからもお分かりのように、これはカストロの物語であり、
ゲバラは脇役的な存在でしかない。
この点が、僕が騙されたと思うことで、日本語タイトル、パッケージの
写真を見ても、誰でもゲバラの話と思うのでは。
日本ではカストロ物語にするよりも、ゲバラ物語にするほうが売れると
いう、販売元の考えに見事、はまってしまったやまさんでありますが。
かといって、見て損な映画かというとそうでもないです。
カストロの青春物語としては見ごたえもありますし、キューバ革命が
どのように行われていったかを、克明に描いていますので、なかなか
興味深いです。
僕がとてもこころ惹かれたのは、革命が成功してからの人物関係。
当時はケネディとのキューバ危機など、冷戦状態が
ピークになっていた時代。
革命前の理想とその後の現実に苦しむカストロ。
少しずつ「権力」という魔物が彼の心を捉えていく。
同じ革命家として血を流した仲間達だが、カストロについて行く者、
離れて行く者、様々な人の生き様が描かれ、とても考えされられる。
キューバと同じような革命を世界各地で行なおう!、という
理想に燃えたままボリビアで命を落としたゲバラの方が、
カストロより幸せだったかもしれない、そんな気もしますが。
「モーターサイクル・ダイアリーズ」でゲバラを演じたガエル・ガルシアが
そのままゲバラを演じているので、違和感なく見れるのでは。
キューバ革命、カストロの物語だと思って見ると騙された感じは
しませんので。
でも、オススメっす!
(どないやねん!)
by fyamasan
| 2006-07-25 12:35
| 映画