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メジャー監督、デビューを目指して!

吉村昭さん死去、ご冥福をお祈りします!

8月1日、家に帰って来てPCを見ると、「え?まさか」の
文字が見えた。

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「作家、吉村昭さん、死去」
79歳ということもあり、これも天命と
言ってしまえば、そうなりますが、
まだまだ新しい作品を読んでみたい
読者がたくさんおられるので、
今夜は僕のように、突然の訃報に
呆然とする読者も多いのでは。


僕が吉村昭さんの作品に触れたのは、確か高校2年の時。
兄に薦められて、「長英逃亡」を読みました。
みなさんご存知の幕末の蘭学者、高野長英の話ですが、
入念な取材や資料集めからくる、吉村昭独特の文体にとても
惹かれ、その後、色々な作品を読みました。

もし今後、僕の夢が叶い、映画監督として作りたい映画の題材を
選べるような立場になれたなら、取り上げたい作品があります。
それは、吉村昭さんの「背中の勲章」です。


太平洋戦争中、哨戒兵というものがいたことを
ご存知でしょうか?
監視艇に乗り、敵機がどこにいるのか、いわば最前線で
敵機が来るのを待つ。
そして、近づいてきたら本部に連絡し、自らは敵機に
発見され、撃沈される。
これもいわば神風特攻のような帰ってこれる保障のない任務。

「背中の勲章」は、この任務にあたっていたが、運良く撃沈されず、
捕虜となりアメリカに連れていかれ、抑留生活を送った日本兵の
物語です。
PW(Prisoner of War)の文字を背中の付けられ生活をしていた
捕虜達。日本国民総玉砕を叫んでいた軍隊にとって、捕まって捕虜に
なることなど、死より苦痛だったはず。
アメリカ軍としての日系人兵士の苦悩や、アッツ島、ガダルカナル、
特攻隊の生き残りの兵士の話など、あまり知られていない
捕虜となった日本兵の話も出てきますので、あの戦争の違った
一面が見れて、意外な真実が分かってきます。

これをぜひとも映画化したいと考えているやまさんではありますが。
そんな夢が叶うことを願いつつ、吉村昭さんのご冥福をお祈りします!
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by fyamasan | 2006-08-02 01:09 | 読書 | Comments(0)