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メジャー監督、デビューを目指して!

出口のない海(映画)~日本版「ディアハンター」?

北朝鮮の核実験で、さらなる軍備拡張論や
増大する右派の動きにとても懸念な僕ですが、
懸念どころか、文句も言う間もなく戦場に
送られた61年前の青年達。
野球が好きだった、好きな人と結ばれたかった、
そんな若者たちの熱い想いが伝わってくる。
映画「出口のない海」

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ストーリーは以前、原作を読んだ後に
書きましたので、
こちらをご覧下さい。
出口のない海
監督は僕の好きな佐々部清監督。
「カーテンコール」
「チルソクの夏」
原作も僕が好きな横山秀夫。
期待していたけど、原作の凄さ・
良さが映画を上回ってました。

原作では重要な役柄だった、
喫茶店「ボレロ」のマスターが殆ど出てこない。
あのマスターをいかす事は考えなかった
のかなあ?と。
野球のシーンも少ないし、マネージャーや
キャッチャーも重要なキャラなんですが、
映画ではほんのちょこっとしか、残念。


どこにポイントを置くかによって原作の
ある映画はかなり変わると思いますが、
あるインタビューで佐々部監督は日本版、
「ディア・ハンター」を描きたかったと
言っていたのを思い出しました。

「ディアハンター」も否応もなくベトナム戦争に
狩り出されるアメリカの地方の若者(ロシア系移民ん)
の話ですが、アメリカ兵士一辺倒の映画なので、
かなり賛否両論があります
(クリストファー・ウォーケンがアカデミー助演賞)

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大事な青春時代に戦争に否応なく狩り出され、
ある者は傷つき、ある者は命を失いながらも
国家の為に戦わざるを得なかった若者達。
その悲しいまでの悲壮な覚悟は物凄く伝わって
きますし、「男たちの大和」のような戦争美化
意識は感じられなかったですが、
僕的には何か少し違うような、違和感を感じました。
監督の意図がいまいちピンと来なかったです。

あと、僕が物凄く腹がたったのが、劇場で
売っていた「回天」のプラモデル。
ふざけるな~と言いたい。
人間兵器として使われたものでしょうに、
なんでそんなもの、プラモデルにするの?
「回天」で亡くなった兵士の事を考えてるのか?
監督やプロデューサーは知っているのか、
物凄く気になる。
「トップガン」の上映館前に自衛官募集の
チラシを配るのと訳が違うぞと、
腹が立つのと、無神経さにあきれて
悲しくなってしまった
こんなものを見ると、この映画を作った
意味はどこにあるのかと。

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東京では完成披露試写に、首相になる前の
安倍さんが見に来ていたとニュースで
報道していましたが、映画を見て、
「将来ある若者を人間兵器にするような、
こんな愚かな戦争を二度としない」と
誓ってくれたのだろうか?と
考えずにはいられませんでした。
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Commented by iiyan at 2006-10-10 22:50 x
やはり原作を読んだ方が良さそうですね。映画としてはわかりにくそうですね。
SAW3やばそうですね。公開できるのですかね。
Commented by fyamasan at 2006-10-11 01:11
>iiyanさんへ

僕としては原作を読んでから見て貰いたいと思います。
電車の中で泣きましたから、恥ずかしながら。
「saw3」はどうなるんでしょうね?
ポスターも案の定、禁止になってますし。
これでけ話題になると、公開初日は凄いでしょうね。
by fyamasan | 2006-10-10 03:58 | 邦画 | Comments(2)