憲法九条を世界遺産に~どう読み取ろうか!

実にタイムリーというか、そこが出版社の
考えでしょうね。
誰もが関心があるテーマ。
「憲法九条」

改憲論者の安倍首相誕生。
日本も核を持てと発言する大臣、威勢のいい
発言する政治家も多く、これからどうなるのやら?
と思ってしまう。

23万部も売れているから、かなりの注目を
浴びているんでしょうね、
太田光・中沢新一(著)、
「憲法九条を世界遺産に」

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まず冒頭に驚いた。
宮沢賢治が出てくるとは。
僕も作品は読んだことがあるくらいで、
宮沢賢治がどんな生涯を送ったかは、
正直詳しく知りませんでした。
そして、賢治が、昭和の日本がどんどんと
戦争の泥沼に入り込もうとしていた時期、
田中智学や石原莞爾らの思想に傾斜して
いったことも。
(石原莞爾に関しては、本宮ひろしの
「国が燃える」に準主役みたいな感じで
出てきます。この人も賛否両論ある人ですが)

大田は言います、「なぜ、自然や動物を愛し、
命の大切さを説いていた賢治が、智学や莞爾らの
思想に入り込んでしまったのだろうか?」

中沢曰く、「賢治の矛盾や理想が、智学や莞爾の
思想にピタッとはまってしまったのだろう。しかし、
その思想が人が殺しあう戦争へと進むとは、
考えられなかったのが、彼の不幸だった」

とりあえず、宮沢賢治について、これから色々と
勉強していきたいと思います。

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さて、本題の憲法九条です。
この本でも語られていますが、多くの矛盾を
抱えていますし、戦後のアメリカと日本の
思惑が、奇蹟とも呼ばれるこの憲法を生み出した。
そして、これが60年以上も続いている事実。

あらためて、凄い憲法が日本にあるんだなあと
今さらながら気がつく。

非戦と不戦の違い。
一番肝心の、「もし攻め込まれ、愛する家族や
友人、恋人を失ってしまったら、皆さんは
どうするでしょうか?」

戦争を否定してきた、それはそれで凄いし
良い事だが、
「武力の行使は認めない、戦力は持たない、
交戦権はない」
これでどう母国を、国民を守るのか?


これからも永遠に日本人は考えなければ
ならないのか?
それとも違う憲法九条になってしまうのか?
ここ10年が勝負所と思いますが、自分の
憲法論を考える意味でも、
一度は読まれることをオススメします。


日本国憲法第九条

「日本国民は、正義と秩序を基調とする
国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる
戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、
永久にこれを放棄する。

前項の目的を達するため、陸海空その他の
戦力は、これを保持しない。
国の交戦権は、これを認めない。
                                        」
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by fyamasan | 2006-10-21 02:37 | 読書

メジャー監督、デビューを目指して!


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