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メジャー監督、デビューを目指して!

縁起の悪い女 VS 理由あり女

もう公開は終わってしまいましたが、今秋からの
韓国映画で共に「過去あり女」ながら描き方が
全く違う映画がありましたので、ご紹介します。

こちらは韓国で300万人が号泣し、ラブストーリー、
歴代1位となりました、
「ユア・マイ・サンシャイン」

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母と二人暮らしで、仕事は農業。
なかなか結婚相手がいない、36歳のソクチュン。
そんな彼が恋したのは、商売女のウナ。
何かの過去があり、恋愛はこりごりだという
ウナの心を捉えたのは、ソクチュンの
純粋すぎる熱い気持ちだった。

晴れて二人は結婚し、幸せな生活が始まった。
しかし、ウナの元夫が現れだし、そして、ウナが
実はHIVにかかっていた事がわかり出すと、
二人は別々の生活を強いられる。
ウナは刑務所へ(HIVを知りながら売春をした
という理由)、そして、ソクチュンは家族、親類
からウナを縁を切らないと追放するぞと脅される。
「一度きりの人生ならウナと過ごして死にたい」と、
ソクチュンはウナを救い出そうと。

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実話から生まれたこのラブストーリー。
最後のクレジットが終わる頃に、現在の
二人の事が書かれていますので、ご注目。

ウナは昼は体を売り、夜はスナックで働く女性。
凄く気になったのが、売春先で男に言われた言葉、
「縁起の悪い女やの!」
縁起が悪い女だからこそ、男運も無く、道を
踏み外してしまったのだろうか?
しかし、その縁起の悪さもソクチュンの愛が
吹き飛ばしてくれた。
1人の女性の過去を変えるソクチュンの純粋な
愛には、僕はただ羨ましさと尊敬を覚えてしまった。
過去にどんなことがあったとしても、愛の奇蹟が
あることを教えてくれます。

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そして、こちらは批評家あたりには好評。
これからの韓国映画を担うイ・ユンギ監督の
「チャーミング・ガール」

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郵便局に勤める29歳の女性、チョンヘ(キム・ジス)。
家でのんびりと猫を戯れながら休日を過ごす彼女。
浮いた話もなく、「何か不思議な女性」と
見られるチョンヘには誰にも打ち明けられない
ある過去があった。

映画はそんなチョンヘの日常を淡々と描いていく。
本当に淡々と描く。
ただ、過去と現在がオーバーラップする場面など
演出は凄い。
徐々に明らかになるチョンヘの過去。
そして、チョンヘも過去を忘れて、新しい恋へ
進みたいとおもうのだが。


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「ユア・マイ・サンシャイン」と「チャーミング・ガール」は
共に「過去あり女」の話ですが、共に同じ男性が
出てきます。
「ユア・マイ~」でソクチュン役を演じた
ファン・ジョンミンを「チャーミング~」のチョンヘは
密かに恋するのです。

このファン・ジョンミン。
「ユア・マイ~」では体重を20kgも増やして
役柄になりきってましたが、普段の細めが
「チャーミング~」の彼なんでしょうね。
最初は言われるまで分かりませんでしたが、
なかなかの役者根性ですね。


この2本を女性ならどう感じ、見たのかが
男性の僕には気になります。
愛の奇蹟ではなく、日常にあふれる愛の一歩を
踏み出そうとするチョンヘの方へ共感がわく
のではと思いますが、
如何でしょうか?

「ユア・マイ~」の可愛らしいチョン・ドヨン。
「チャーミング~」の凛とした美しさを持つ
キム・ジス。

DVD化の時には、二人の行き方をぜひ、
見てもらいたいです。
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by fyamasan | 2006-12-20 01:34 | 韓国映画 | Comments(0)