リトル・ミス・サンシャイン~苦しんだ後には
2007年 01月 06日
2007年となりました。
今年もどうぞ、宜しくお願いします。
去年は映画館で何とか195本見ることが
出来ました。
200本を目標としていましたが、今年にまた
頑張りたいと思います。
今年最初の映画は笑って、笑って泣くという、
コメディ映画の王道でしたが、見終わった後、
「いい映画を見たなあ」と嬉しい感動が残りました。
早くも今年のベスト5に入りそうな予感が。
映画「リトル・ミス・サンシャイン」
話はロードムービーであります。
ある家族の長女のオリーヴ(アビゲイル・ブレスリン)
が、繰上げ当選でカリフォルニアで行われる
美少女コンテストに出場することになった。
しかし、ここからが大変なのだ。
家族で車で行くことになったのだが、この家族、
一癖も二癖もあるのだ。
まず、父のリチャードは、人間を勝ち組と負け組みに
分けたがり、自己啓発本で一攫千金を狙う男。
また、最近居候している伯父のフランクは、自殺を
図った同性愛者であるし、一言も話さないニーチェ
好きな兄がいて、麻薬常用者のかなり過激な
おじいちゃんもいる。
唯一まともな母も加わり、カリフォルニアへ向けて
出発するのだが、車もオンボロな小型トラック。
前途多難な旅、果たして家族の運命や、オリーブは
コンテストに出場出来るのだろうか?
(こちら眼鏡っ子で小太り気味なオリーブちゃん)
まず、登場人物の描き方&演じる役者が素晴らしい。
決して日本で有名な俳優では無いですが、
みなさん芸達者ばかり。
いそうでいない、一見変わった家族もいつしか
見ているうちに感情移入してしまい、自分や家族と
照らし合わせてみて、「こんな家族いるよね」と
何かしら共感が持ててしまう。
セリフといい、話の展開など、脚本がしっかりと
出来ているんですね。改めて
「映画は脚本だよなあ」と、思ってしまう。
(「40歳の童貞男」の主演のフランク伯父さん)
セリフでいうとすれば、フランクがニーチェ好きな
兄にいうセルフが秀逸。
このフランク伯父さん、プルースト学者なんですが、
プルーストの人生を参考にしながら、「人生なんて、
幸せな時なんか、なにも成長しないよ。
悩んで苦しんだ時があるからこそ、それが後々の
人生に役立つんだ」
「高校生なんか、その一番いい時期だよ」と、
少し前に自殺を図った人の言葉とは思えない、
前向きなセリフでした。
この家族が旅の終わりでどう変わっていくか?
(本当に変わるのか?)
笑いと涙のエピソードをたっぷり詰め込んだ
ロードムービーの傑作を見逃さないで頂きたいです。
「24」ファンには、あのクロエがカメオ
出演しております。
今ちょうどシーズン5を見ているので、
「あ、クロエや」と嬉しくなりました。
もうDVDになっているかな、
ハリソン・フォード主演の
「ファイヤー・ウォール」にも出てますよ。
今年もどうぞ、宜しくお願いします。
去年は映画館で何とか195本見ることが
出来ました。
200本を目標としていましたが、今年にまた
頑張りたいと思います。
今年最初の映画は笑って、笑って泣くという、
コメディ映画の王道でしたが、見終わった後、
「いい映画を見たなあ」と嬉しい感動が残りました。
早くも今年のベスト5に入りそうな予感が。
映画「リトル・ミス・サンシャイン」
話はロードムービーであります。
ある家族の長女のオリーヴ(アビゲイル・ブレスリン)
が、繰上げ当選でカリフォルニアで行われる
美少女コンテストに出場することになった。
しかし、ここからが大変なのだ。
家族で車で行くことになったのだが、この家族、
一癖も二癖もあるのだ。
まず、父のリチャードは、人間を勝ち組と負け組みに
分けたがり、自己啓発本で一攫千金を狙う男。
また、最近居候している伯父のフランクは、自殺を
図った同性愛者であるし、一言も話さないニーチェ
好きな兄がいて、麻薬常用者のかなり過激な
おじいちゃんもいる。
唯一まともな母も加わり、カリフォルニアへ向けて
出発するのだが、車もオンボロな小型トラック。
前途多難な旅、果たして家族の運命や、オリーブは
コンテストに出場出来るのだろうか?
(こちら眼鏡っ子で小太り気味なオリーブちゃん)
まず、登場人物の描き方&演じる役者が素晴らしい。
決して日本で有名な俳優では無いですが、
みなさん芸達者ばかり。
いそうでいない、一見変わった家族もいつしか
見ているうちに感情移入してしまい、自分や家族と
照らし合わせてみて、「こんな家族いるよね」と
何かしら共感が持ててしまう。
セリフといい、話の展開など、脚本がしっかりと
出来ているんですね。改めて
「映画は脚本だよなあ」と、思ってしまう。
(「40歳の童貞男」の主演のフランク伯父さん)
セリフでいうとすれば、フランクがニーチェ好きな
兄にいうセルフが秀逸。
このフランク伯父さん、プルースト学者なんですが、
プルーストの人生を参考にしながら、「人生なんて、
幸せな時なんか、なにも成長しないよ。
悩んで苦しんだ時があるからこそ、それが後々の
人生に役立つんだ」
「高校生なんか、その一番いい時期だよ」と、
少し前に自殺を図った人の言葉とは思えない、
前向きなセリフでした。
この家族が旅の終わりでどう変わっていくか?
(本当に変わるのか?)
笑いと涙のエピソードをたっぷり詰め込んだ
ロードムービーの傑作を見逃さないで頂きたいです。
「24」ファンには、あのクロエがカメオ
出演しております。
今ちょうどシーズン5を見ているので、
「あ、クロエや」と嬉しくなりました。
もうDVDになっているかな、
ハリソン・フォード主演の
「ファイヤー・ウォール」にも出てますよ。
by fyamasan
| 2007-01-06 03:04
| 映画