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メジャー監督、デビューを目指して!

幸せのちから ~しあわせとは、

今年もいよいよアカデミー賞の季節となりました。
日本では2月26日ですが、もう一週間を
きりましたね。
「バベル」の菊池さんがどうなるのか?

主演男優賞にノミネートされたウィル・スミスと
実際のウィルの息子の競演が話題の
「幸せのちから」を見て来ました。

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時代は1980年代初頭。
(アメリカはレーガン政権時代)
高級医療機器のセールスをしている
クリス(ウィル・スミス)は妻リンダ
(タンディ・ニュートン)と、1人息子の
クリストファー(ジェイデン・クリストファー
・サイア・スミス)と貧しい暮らしながらも
懸命に生きてきた。

しかし、不況の世の中、いよいよどうにも
ならなくなってきた。
家賃は払えない、お金を巡って夫婦喧嘩が
絶えない。
そして、妻は夫の元を去り、クリスは息子と
二人で家を追い出され、モーテル、駅のトイレ、
無料の教会の宿泊所など転々としていく。

セールスの仕事がはかどらない中、クリスの
目に止まったのは、証券会社のインターンのチラシ。
元々数学には自信があり、颯爽と身なりのいい
スーツ姿で通勤する社員を見たのも刺激された。
しかし、半年間のインターンの期間は無給で、
しかも選ばれるのは20人中、1人という話。

クリスはこれにすべてをかけていく。
果たして、クリスが選んだ幸福の追求は
なり得たのか?

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映画の原題が、「The Pursuit of Happyness 」
訳では「幸福の追求」となります。

この映画を見て、そうだったんだと思ったのが、
アメリカの独立宣言には、「生存、自由、幸福の追求
を求める権利がある」ということ。
受験ではアメリカの独立戦争、そして、独立宣言、
ジェファーソンが起草ぐらいしか。
内容までは見ておらず、今、考えると、この時代から
新大陸に来た人にとって、「幸せとは、追求するもの」
なんだという意識があったのには、少しびっくり。
日本では「幸せになる権利」でしょうか。

さて、この映画の主人公は実在の人物で、現在は
自身の会社を立ち上げて、億万長者となっている
クリス・ガードナーの自身の話であります。

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妻にも去られ、寝る所もなく、息子と駅のトイレで
寝なければならす、14ドル少々で友人と大喧嘩を
しなくてはいけない。
お金の無さが人間を苛立たせる、人間関係を
悪化させる、そんな典型的な貧乏暮らしを
描く一方で、何とか証券会社の職にありつこうと、
必死に努力をするクリスの姿には胸を打たれます。


ただ、僕がどうも腑に落ちないのが、
妻・リンダの描かれ方。
この描き方で、共感が持てるのだろうか?

お金&息子の教育を巡ってクリスと喧嘩を
しますし、ヒステリックに精神的に
追い込まれるリンダ。
パートの仕事でも長時間働き、かなり
疲れているはず。
文句の一つも出るはずだが、映画を見てると
どうも身勝手な女性のように思えてしまう。
クリスの頑張りがクローズアップされ、リンダの
頑張りが極端にカットされているような感じですね。

このあたりも男性が見るのと、女性が見るのと
違いが出てくると思いますが。
実際のクリスは成功してからもリンダと一緒に
暮らしているのかなあ?と考えてしまいます。

1人息子のクリストファーを演じた、
ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス君。
笑顔が良いんですね。
これからも子役で色々な映画に出てくると
思いますが、素敵な笑顔を見せて
欲しいものです。

「幸せになる」には、まず、それを追求する権利が
あることをまず自覚し、追求する努力をすること、
そんな認識をあらためて考えさせてくれた
映画でした。

「幸せは歩いて来ない、だから自分で行くんだよ~」と
確かにそうだ!

「幸せのちから」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
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by fyamasan | 2007-02-20 06:51 | 映画 | Comments(0)