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メジャー監督、デビューを目指して!

愛の流刑地~愛の果てにあるものは?

TVドラマでは、高岡早紀と岸谷五郎の
主演が決まりました。
2夜連続だそうですが、映画版とどう違うのか、
これも注目ですね。
本家、トヨエツと寺島しのぶはどんな
感じなのか?

映画「愛の流刑地」

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かっては恋愛小説で人気作家だった
内海(トヨエツ)は、新作もかけず、
妻とは別居状態が続き、人生に
躓いてる感じだった。
そんな彼が一目で恋に落ち、生きる
意味を教えてくれたのは、内海の
ファンだった人妻の冬香(寺島しのぶ)。
二人は許されない逢瀬を重ねる毎に
どんどん深い関係になり、ついに冬香は
「このまま私を殺して」と懇願する始末。
そしてついに、冬香の願い通りに内海は
冬香を殺してしまう。
やがて裁判が始まるが、二人の愛は
裁判で裁けるのだろうか?

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冒頭からいきなり二人(トヨエツと寺島しのぶ)の
絡みが始まる。
かなりネットリしてます。
映画の話題はこの絡みの濡れ場シーンが
多いことですが、僕的には回想シーンから
徐々に現在に話を戻す展開は見ていて
楽しめました。

純粋な愛だと、自分だけが冬香を知っていたと
信じていたはずが、実は内海にも知らない顔を
持つ冬香の姿が、明らかになっていく様子は
引き込まれましたね。
TVドラマ「わるいやつら」のラストの裁判と
似ている感じがしました。

出演者も豪華でしたね。
長谷川京子も「華麗なる一族」とは一転、したたかな
女性検事を熱演しています。
ハセキョーの濡れ場(?)もあるので、
びっくりしましたが。

普通の人妻から恋する女性、そして、
恋に狂う女性を演じきった寺島しのぶさん、
やはり凄い女優だ。

二人の愛の果ては、結末はいかに?
映画館でお確かめあれ~。

さて、愛の果て、行き着く先ということで、
もう一本ご紹介したい映画があります。
江戸川乱歩原作、増村保造監督
映画「盲獣」

画像がないのが、残念です。
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(こちらは原作本の表紙です)

主演は2時間ドラマの帝王こと、船越英一郎の
お父さん、船越英二です(めちゃめちゃ若いです)
僕的には「熱中時代」の校長先生役がイメージに
あり、若い時はこんな役もしていたのだと、
びっくりしました。
「お父さんは許しませんよ」の名セリフが蘇る、

さて、ストーリーですが、全盲の自称彫刻家の男
(船越英二)は、母に協力してもらい、若い女性を
拉致・監禁しては、その女性をモデルに彫刻を
作ってきていた。
次のモデルに選ばれたのが、アキ(緑魔子)。
最初は抵抗して、次には脱出を図りますが、
次第に全盲の男に惹かれていきます。
暗い所(倉庫)にいるので、アキもいつしか
目が見えなくなります。
しかし、不思議なことに、目が見えなくなると
人間、違う感覚が発達してくるんですね。
触感覚が研ぎ澄まされてくる。
二人はお互いの体を触り、感触を楽しんで
いましたが、それだけには飽き足らず、
噛み付き、傷をつけあう事に
快感を覚えてしまうのです。
次第にエスカレートしていく二人。
ナイフやノコギリで体を切り刻んでいく。
この全盲の二人の愛の果てには、
何があったのでしょうか?

この映画は現在、乱歩映画のDVD-BOXに
入っているかもしれませんが、単品では
レンタル出来ないと思います。
深夜のTVでもしかしたら見ることが
出来るかもしれません。

正直、倒錯な愛の形なので、最初は
僕も見るのをためらってました。
しかし、映画が進むにつれ、
「なんとも凄い愛の映画」だと感じ、
見終わると、これは隠れた傑作ではと
思いはじめました。
グロテスク描写もあるので、NGと思う人も
いると思いますが、なかなか奥が深いですよ。
機会があればぜひ、見て欲しいです。

原作とかなり違うらしいので、一度原作を読んで
みたいと思います。

「愛の流刑地」と「盲獣」、
なんともアンバランスな組み合わせですが、
究極の愛の形はどちらに軍配が
上がるのでしょうか?
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by fyamasan | 2007-03-13 04:51 | 邦画 | Comments(0)