ハンニバル・ライジング~目覚めたのか?
2007年 05月 02日
シリーズ化というのは、怖いもので、売れると
分かるとドンドン引っ張るわけですが、
まだ引っ張るか~?というのに、
このレクター博士の
「ハンニバル」シリーズがあります。
いよいよビギンズが登場。
知的な冷酷な殺人鬼はいかにして
生まれたのか?
映画「ハンニバル・ライジング」
1944年のリトアニア。
名門レクター家のご子息であるハンニバル。
可愛い妹と両親に囲まれ幸せな生活を
送っていた。
しかし、第2次世界大戦末期のこの次期、
レクター家にも戦争の影響が。
両親を亡くし、妹と二人で山小屋に住む事に。
しかし、脱走兵がやってきて食料難から、
彼らは妹を食べてしまう。
戦争終了後、実家であるレクター城で収容
されていたハンニバルは、妹が殺される悪夢に
毎日うなされていた。
やがて彼は城を抜け出し、唯一の親戚がいる
パリへ向かった。
そして、このパリで知的で冷酷な殺人者、
ハンニバル・レクターが誕生する。
何があり、いかにしてカリバリズム(人肉嗜食)と
言われるあのハンニバルになったのかが、
分かると思い、期待していましたが、
「ええええ? これってただの復讐話じゃないの?」
妹を殺した脱走兵を探し出し、1人ずつ殺していく。
その過程で、どんどんダークサイドに
落ちていくのは、分かるのですが、
もう一つ裏づけに乏しい気がします。
あと、かなり気になったのが、またもや
ステレオタイプの日本が描かれてること。
親戚を求めてパリへ行ったハンニバルです、
伯父は亡くなっており、未亡人のレディ・ムラサキ
(コン・リー)がいるだけでした。
「ええ? またまたコン・リーが日本人ですか?」
先祖の遺産の兜・甲冑、刀など置いているのも
何か不自然だし、ハンニバルに剣道の指南するのも、
ちょっとね、違うんじゃないかと、思うわけです。
しかも何で名前が「ムラサキ」なの?
脚本も原作のトーマス・ハリスと聞きましたが、
もっと勉強しろよと、つっこみが入ります。
ハンニバルが最後に知る衝撃的な真実もありますが、
「ビギンズ」にしてはどうも消化不良な感じがしました。
あと映画とは直接関係ないですが、最近知って衝撃
だったの、「カリバリズム」の話です。
古代中国では、純粋に食料として人を食べていたらしく、
儒教で有名な孔子も、「人肉を塩と酒で漬けたものを
好物として食していた」ということですし、王が「赤ん坊の
蒸し焼きが美味しいというが、私は食べた事がない」と
いうのを聞いた臣下は、自分の子供を殺して蒸し焼きに
して、王に献上したという話もあるそうです。
あの孔子がそうだったのか!
僕には「ハンニバル」よりも衝撃的な話で、
ありました。
分かるとドンドン引っ張るわけですが、
まだ引っ張るか~?というのに、
このレクター博士の
「ハンニバル」シリーズがあります。
いよいよビギンズが登場。
知的な冷酷な殺人鬼はいかにして
生まれたのか?
映画「ハンニバル・ライジング」
1944年のリトアニア。
名門レクター家のご子息であるハンニバル。
可愛い妹と両親に囲まれ幸せな生活を
送っていた。
しかし、第2次世界大戦末期のこの次期、
レクター家にも戦争の影響が。
両親を亡くし、妹と二人で山小屋に住む事に。
しかし、脱走兵がやってきて食料難から、
彼らは妹を食べてしまう。
戦争終了後、実家であるレクター城で収容
されていたハンニバルは、妹が殺される悪夢に
毎日うなされていた。
やがて彼は城を抜け出し、唯一の親戚がいる
パリへ向かった。
そして、このパリで知的で冷酷な殺人者、
ハンニバル・レクターが誕生する。
何があり、いかにしてカリバリズム(人肉嗜食)と
言われるあのハンニバルになったのかが、
分かると思い、期待していましたが、
「ええええ? これってただの復讐話じゃないの?」
妹を殺した脱走兵を探し出し、1人ずつ殺していく。
その過程で、どんどんダークサイドに
落ちていくのは、分かるのですが、
もう一つ裏づけに乏しい気がします。
あと、かなり気になったのが、またもや
ステレオタイプの日本が描かれてること。
親戚を求めてパリへ行ったハンニバルです、
伯父は亡くなっており、未亡人のレディ・ムラサキ
(コン・リー)がいるだけでした。
「ええ? またまたコン・リーが日本人ですか?」
先祖の遺産の兜・甲冑、刀など置いているのも
何か不自然だし、ハンニバルに剣道の指南するのも、
ちょっとね、違うんじゃないかと、思うわけです。
しかも何で名前が「ムラサキ」なの?
脚本も原作のトーマス・ハリスと聞きましたが、
もっと勉強しろよと、つっこみが入ります。
ハンニバルが最後に知る衝撃的な真実もありますが、
「ビギンズ」にしてはどうも消化不良な感じがしました。
あと映画とは直接関係ないですが、最近知って衝撃
だったの、「カリバリズム」の話です。
古代中国では、純粋に食料として人を食べていたらしく、
儒教で有名な孔子も、「人肉を塩と酒で漬けたものを
好物として食していた」ということですし、王が「赤ん坊の
蒸し焼きが美味しいというが、私は食べた事がない」と
いうのを聞いた臣下は、自分の子供を殺して蒸し焼きに
して、王に献上したという話もあるそうです。
あの孔子がそうだったのか!
僕には「ハンニバル」よりも衝撃的な話で、
ありました。
by fyamasan
| 2007-05-02 05:52
| 映画